笹川美和、情感あふれる歌声響かせた自由学園明日館ワンマン

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笹川美和が11月26日に東京・自由学園明日館 講堂にてワンマンライブ「笹川美和 concert 2017 ~凩には襟巻と歌を~」を行った。

笹川美和(撮影:柴田恵理)

笹川美和(撮影:柴田恵理)

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「笹川美和 concert 2017 ~凩には襟巻と歌を~」の様子。(撮影:柴田恵理)

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自由学園明日館は1921年にアメリカの建築家フランク・ロイド・ライトの設計により建設された歴史ある建物。国の重要文化財にも指定されているこの会場で笹川は新曲を含む全15曲をじっくりと歌い届けた。

笹川美和(撮影:柴田恵理)

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場内が暗転すると、バンドメンバーの設楽博臣(G)、山本隆二(Piano)、鈴木正人(B / LITTLE CREATURES)に続き、エレガントなドレスに身を包んだ笹川がステージに登場。オープニングナンバー「金木犀」が届けられると、アコースティックギター、ウッドベース、ピアノが織りなす繊細なアンサンブルと共に彼女の歌声が会場をゆっくりと満たしていった。2曲目「あの場所へ」を経て最初のMCに。笹川は、この日が東京での年内最後のライブであるということに触れ、「スタッフさんから『忘年会とまいりましょう』というお達しが来てますので、飲み放題とはいきませんけれど、聴き放題ではあるので一音一音余すことなく聴いていただけたらと思います」と会場に詰め掛けた観客を歓迎した。

笹川美和(撮影:柴田恵理)

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静謐としたピアノの音色が印象的なバラード「アネモネ」、「時よ止めないで」というサビのリフレインが胸を打つ「止めないで」、アコギが刻む変拍子と情熱的なボーカルがスウィングする「咎」など、序盤から中盤にかけて、笹川は持ち前の情感あふれる歌声で観客を魅了。続くMCで、ひさびさのアルバムを2018年1月31日に発表することが告げられると客席から大きな拍手が沸き起こる。すると彼女は、浜田真理子作の「きぬぎぬ」、大橋トリオ提供による「紫陽花」といったニューアルバムの収録曲をさっそく披露して観客を喜ばせた。

「都会の灯」を歌い終えた笹川が地元・新潟でのエピソードを語ると場内は和やかなムードに。彼女は「朧月夜」「プリズム」といった楽曲で観客を自らの歌の世界に再び招き入れると、代表曲である「笑」を歌唱。表情豊かな歌声で人生の悲喜こもごもを歌い上げた。そしてバンドメンバーがステージ袖に捌けると、おもむろにピアノの前に座り、ハナレグミの「家族の風景」を弾き語りでカバー。静かに語りかけるような彼女の歌声に観客はじっと耳を傾けていた。その後、アンコールで笹川は「誘い」「今日」といった2曲を披露。最後に「今年も大変お世話になりました」と客席に挨拶して、この日のワンマンに幕を下ろした。

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笹川美和「笹川美和 concert 2017 ~凩には襟巻と歌を~」2017年11月26日自由学園明日館 講堂 セットリスト

01. 金木犀
02. あの場所へ
03. アネモネ
04. 止めないで
05. 迷いなく
06. 咎
07. きぬぎぬ
08. 紫陽花
09. 都会の灯
10. 朧月夜
11. プリズム
12. 笑
13. 家族の風景(ハナレグミ カバー)
<アンコール>
14. 誘い
15. 今日

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