Ricky、3時間に10年分の思いを詰めた初ワンマンツアー

Rickyの初ソロツアー「Ricky FIRST ONEMAN EVENT『R☆POP☆TOUR』」の最終公演が、11月29日に表参道FABにて行われた。

このツアーは初のソロアルバム「R☆POP」のリリースを記念して、東名阪で行われたもの。ツアーファイナルとなった東京公演には大勢のファンが詰めかけ、超満員のフロアにオープニングSE「R.I.C.K.Y.のテーマ」が流れ始めると、会場の温度は一気にヒートアップした。

バンドメンバーがひとりずつステージに登場し、最後にRickyがカラフルな衣装を身にまとって登場すると、アルバム同様に「裸★KING」からライブはスタート。ギター、ドラム、キーボードというシンプルな編成ながらも、奏でられるサウンドはとてもゴージャスで、天井に吊るされたミラーボール同様にキラキラしたメロディ＆サウンドが会場に鳴り響く。曲間でRickyが「Hi! My name is Ricky, King of R☆POP! 行くぜ！」と叫ぶと、フロア一面は笑顔で満ちあふれた。

ライブのセットリストは、Rickyのソロアルバム収録曲やR*A*P時代の楽曲が中心。さらにはChrome Shelled「ヤサシイウソ」のRickyソロバージョンなども披露され、“第1期Rickyの集大成”と呼べるような豪華な内容となった。

ミディアムテンポの楽曲が中心だった前半から一転し、ライブ中盤ではDJ/ETによるリミックスコーナーや、DJ/ETと入れ替わり登場したJET（B）参加によるアッパーチューンの連発で、会場の温度は再び沸点へ。最高潮を迎えたライブは、「今日はこんなにたくさん来てくれると思わなかったです。みんな、僕に生きてるって証を見せて！」というRickyの呼びかけに続いて披露された「I'm Alive」で一旦終了した。

この時点で2時間近く経過していたこの日のライブ。最初のアンコールでは、Rikcyがソロデビュー曲「唯我独SONG」をバックメンバーを入れずに独唱。しっとりとした雰囲気のまま、続いてキラキラしたサウンドを持つ「雨のスパイラル」を歌い、再びステージを降りた。

二度目のアンコールでは、R*A*P時代の「イチバン☆星」「幸福あれ！」を熱唱。Rickyが「これから飛ばすぜ！ 全部出し切るから、お前ら全力でかかってこい！」と叫ぶと、会場の一体感はさらに増し、最高の盛り上がりをみせた。

しかし、アンコールはこれだけでは終わらない。3回目のアンコールでは、アルバム「R☆POP」の最後を飾る「『現在』～此の場所～」を披露。ファンへの感謝の気持ちがたっぷり込められたこの曲を歌い終えると、Rickyは「またみんなで最高の景色を観にいこうぜ！」と言ってライブを終えた。

本来ならここでライブが終了する予定だった。しかし、観客のアンコールを求める「R.I.C.K.Y.コール」は鳴り止まない。そして、とうとう予定外の4度目のアンコールに突入。「みんなが呼んだから、出てきちゃったぜ！」とうれしそうに話すRickyは、最後の最後に「音色ミサイル→」で祭りの余韻を楽しみ、3時間におよぶ初ワンマンツアーの幕を下ろした。

Ricky FIRST ONEMAN EVENT「R☆POP☆TOUR」11月29日 セットリスト

00. OPENING SE (R.I.C.K.Y.のテーマ)
01. 裸★KING
--MC--
02. 我儘EMOTION
03. 流れ星みつけたその夜に
--MC--
04. NIGHT&DAY
05. ヤサシイウソ
06. アオイツキ
--MC--
07. あいたい時に会えなくて
--MC--
08. ウハウハ ～DJ/ET remix～
09. 闇 ～DJ/ET remix～
10. 愛しのEMERGENCY
--MC--
11. NO？フィクション
12. カンチGUY→気流
--MC--
13. I'm Alive
--ENCORE 1--
E1. 唯我独SONG (Ricky独唱)
--MC--
E2. 雨のスパイラル ～ロングバージョン～
--ENCORE 2--
E3. イチバン☆星
--MC--
E4. 幸福あれ！
--ENCORE 3--
E5. 「現在」～此の場所～
--ENCORE 4--
E6. 音色ミサイル→

※記事初出時、本文に誤字がありました。訂正してお詫びいたします。