KOTORI、超満員FOMAREとのツーマンでツアー幕開け

KOTORIが6月10日に東京・下北沢Daisy Barにてライブツアー「BPM190 Tour」の初日公演を開催した。

このツアーは彼らが1stフルアルバム「kike」を携えて実施しているもの。初日は所属レーベル・small indies tableの後輩、FOMAREとのツーマンライブで、超満員での幕開けとなった。

FOMAREは6月7日にリリースしたばかりの最新シングル「stay with me」に収録されているバラード「23:12」でライブをスタートさせる。しっとりと歌い上げたのち、アマダシンスケ（B, Vo）が「長い付き合いなので、KOTORIを倒してウィンウィンになりたいと思います！」と意気込み、バンドはさらに「雨の日も風の日も」「風」といった疾走感あふれるナンバーを続けた。MCで2年前のKOTORIとの出会いを回想したアマダは「ツーマンでソールドアウトするとは思ってなかった」と感慨深く思いを語る。さらにバンドは「2016」「stay with me」といったエモーショナルなナンバーを届けて、KOTORIへとつないだ。

KOTORIは横山優也（G, Vo）が「すごくいい曲」と前置きした「夏が終われば」や、この日が初披露となった「6月」など、「kike」収録曲を中心にしたセットリストを展開する。MCでは横山がアルバムについて「びっくりするくらいいい作品が世の中に出ました」と胸を張った。また超満員となったフロアを見渡し、前作「tokyo」のレコ発も下北沢Daisy Barにて開催したことを振り返りながら「あのとき観た景色は忘れられなくて。普段いいことないけどたまにはいいことあるなあと思ってたんですが、今日はそのときよりいい光景が見れていると思います」とうれしそうに述べる。彼らはその後も繊細かつパワフルなアンサンブルを届け、場内は盛大なシンガロングに包まれた。

「BPM190 Tour」は現時点で12月2日の大阪・HOKAGE公演までアナウンスされており、今後も追加される。