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[Alexandros]3時間で怒涛の29曲!感謝の気持ちあふれたツアーファイナル

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川上洋平(Vo, G)(撮影:高田梓)

川上洋平(Vo, G)(撮影:高田梓)

[Alexandros]が昨日4月23日に千葉・幕張メッセ国際展示場9~11ホールにて、全国ツアー「[Alexandros] Tour 2016~2017 ~We Come In Peace~」のファイナル公演を開催した。

このツアーは[Alexandros]が最新アルバム「EXIST!」を携え、昨年11月より行ってきたもの。全32公演のチケットはソールドアウトし、2日間にわたって行われた幕張公演には各日約2万人ずつを動員した。ツアーファイナルとなった幕張メッセ国際展示場9~11ホール公演の2日目ではダブルアンコールまで行われ、3時間にわたるライブの中で「EXIST!」の収録曲を中心に29曲が披露された。

開演時刻を少し過ぎた頃、花道に鎮座していた6つの“[ ]”のオブジェが吊り上げられていく。オープニングムービーの上映を経て、ステージを覆った紗幕のうしろで川上洋平(Vo, G)は「EXIST!」のオープニングを飾る楽曲「ムーンソング」を歌い始めた。最初のサビが終わると夜景の写っていた紗幕が振り落とされ、巨大な月の映像をバックに演奏する[Alexandros]が登場。「ムーンソング」を終えた彼らはインストナンバー「Burger Queen」を激しく演奏し、2万人のオーディエンスを歓迎した。

3曲目の「For Freedom」では磯部寛之(B, Cho)が「行くぞ幕張ー!」と咆哮。川上と白井眞輝(G)による骨太なギターサウンド、磯部が鳴らすうねるベースライン、庄村聡泰(Dr)が繰り出す怒涛のビートが絡み合い、フロアを熱狂させる。続く「Kaiju」ではダンサー“[A]-GIRLS”が和装でステージへ。バンドのアグレッシブなパフォーマンスにダンサーのクールな舞、炎やレーザーの演出が加わり、より迫力のあるステージングで観客を魅了した。

序盤に放たれたキラーチューン「Kick&Spin」では花道の先端で白井がフライングVをかき鳴らす。彼と入れ替わるように花道へと歩みを進めた川上は手持ちのカメラで盛り上がるフロアの様子を撮影し、その映像がリアルタイムでビジョンへと映し出された。その後[Alexandros]は、川上がファルセットボイスで歌う耽美な世界観のナンバー「O2」、クランチサウンドがさわやかな「Aoyama」、金髪ウィッグをかぶった[A]-GIRLSが華やかに盛り上げた「Feel like」などを届け、熱くなったフロアをクールダウンさせる。インストの「The」「tokyo2pm36floor」を挟み、NTTドコモのCMでおなじみの「Buzz Off!」やラテン調の「Waitress, Waitress!」、[Champagne]時代から今までに発表した楽曲について自ら歌う「クソッタレな貴様らへ」などを投下。再びオーディエンスを沸かせ、川上は「幕張の屋根ふっ飛ばすぞー!」と観客を煽った。

終盤で[Alexandros]は「EXIST!」にも参加した村田泰子率いるストリングスチーム“村田一族”を迎えてパフォーマンスを展開。映画「きょうのキラ君」の主題歌「今まで君が泣いた分取り戻そう」では、川上が敬愛するOasisのノエル・ギャラガーモデルのユニオンジャック柄のギターを弾きながら温かな歌声で会場を包み込む。川上は「Run Away」「Starrrrrrr」で合唱を巻き起こしたあと、「今日は来てくれてありがとう。本当に幸せ者です。32公演目の今日が最高だったと自信を持って言えます」と来場者に感謝。そして「NEW WALL」「Adventure」を観客と共にシンガロングし、本編を締めくくった。

アンコールが起こると、場内のビジョンに[Alexandros]の姿が。彼らは会場ロビーのフォトブースにサインを入れたり撮影をしたりしたあと、そのフォトブースの後ろの幕をめくって会場内へ再登場した。客席エリアの中腹に設けられたサブステージに到着した4人はアコースティックバージョンの「ワタリドリ」を披露。続く「SNOW SOUND」では彼らの上空に雪を思わせる銀色の紙吹雪が舞い、曲の終わりではそれが薄ピンクの花吹雪に変わる演出でオーディエンスを驚かせた。磯部、白井、庄村が退場し、サブステージにはアコースティックギターを抱えた川上が1人残る。彼は大学1年生の頃にバンドを組んだものの、すぐにメンバーが脱退してしまい1人になってしまったこと、そんな川上のもとに現メンバーが集まってきてくれたことなどを話したあと、「最高のメンバーを持ったと思います。やっぱりこの4人で[Alexandros]です。ありがとう」とメンバーに感謝。そしてメンバーに捧げるべく「かえりみち」を弾き語りで届けた。

観客が川上の思いのこもった歌声にうっとしりたのも束の間、メインステージでは磯部、白井、庄村が「Dracula La」を演奏し始める。川上は歌いながら客席の間を抜け、最後はメインステージに全員そろってパワフルなプレイを披露した。[Alexandros]が自発的に始めたダブルアンコールでは、川上のアコースティックギターと庄村のドラムのサウンドのみというシンプルなアレンジで「Kaiju」が届けられる。最後は磯部、白井、サポートキーボーディストのROSEもステージに呼び込み「You're So Sweet & I Love You」「city」の2曲を連続で披露し、用意した29曲の演目を終えた。川上は花道で人差し指を唇に当て、止まない歓声を静まらせたあと、マイクを通さず「愛してるぜ、幕張ー!!」と絶叫。3人と肩を組んでメインステージへ戻り、自分の尻を4回ほど叩いてから退場した。メンバーがいなくなったあと、ビジョンでは7月2日に愛知・日本ガイシホールにてワンマンライブ「Premium V.I.P. Party」の開催が決定した旨がアナウンスされた。

なおツアーファイナルの模様は映像作品「We Come In Peace Tour & Documentary」として、7月26日にBlu-rayとDVDでリリースされることが決定。ライブ映像に加え、ツアーに密着したドキュメンタリー映像も収録される。さらに初回限定盤には特典映像として神奈川・横浜アリーナで行われたツアー初日公演と、岡山・CRAZYMAMA KINGDOM公演のライブ映像も収められる。

[Alexandros]「[Alexandros] Tour 2016~2017 ~We Come In Peace~」2017年4月23日 幕張メッセ国際展示場9~11ホール セットリスト

01. ムーンソング
02. Burger Queen
03. For Freedom
04. Kaiju
05. Claw
06. Girl A
07. Kick&Spin
08. O2
09. Aoyama
10. Feel like
11. The & tokyo2pm36floor
12. Buzz Off!
13. Stimulator
14. 言え
15. Waitress, Waitress!
16. クソッタレな貴様らへ
17. 今まで君が泣いた分取り戻そう
18. Swan
19. Run Away
20. Starrrrrrr
21. NEW WALL
22. Adventure
<アンコール>
23. ワタリドリ(アコースティックVer.)
24. SNOW SOUND
25. かえりみち(川上洋平 弾き語り)
26. Dracula La
<ダブルアンコール>
27. Kaiju(アコースティックVer.)
28. You're So Sweet & I Love You
29. city

[Alexandros]「Premium V.I.P. Party」

2017年7月2日(日)愛知県 日本ガイシホール

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