NICO Touches the Walls、サポート浅野尚志と好き放題パフォーマンス

NICO Touches the Wallsが4月1日と2日にNHKホールにて、全国ツアー「NICO Touches the Walls TOUR 2017 "Fighting NICO"」の東京公演を開催した。この記事では1日公演の模様をレポートする。

ツアー後半戦に入って初めてのホール公演となったこの日は、愛知および大阪公演に続き、バンドの楽曲制作においてプロデュースなどで参加している浅野尚志をサポートに迎えてのライブに。2時間にわたるステージは、まだタイトルも決まっていないという新曲にはじまり、マルチプレイヤーである浅野が奏でる多彩な音や現在のNICO Touches the Wallsの演奏力やコーラス力を生かしてアレンジされたライブの定番曲、ひさびさに披露するレア曲など挑戦的なセットリストを基に展開された。光村龍哉（Vo, G）が冒頭に「好き放題やって帰ります」と口にしていた通り、今バンドが表現したいことをさまざまな演出や新しい試みと共に届けるパフォーマンスが繰り広げられ、オーディエンスを熱狂させた。

普段よりMCは控えめに楽曲を披露することに徹していたメンバーたち。光村はタイトなパフォーマンスの合間に、「今、音を鳴らしてて歌ってて楽しい」「あんまり負ける気がしないわけ。好きなことを一生懸命やってるからかな」と口にしていた。なお途中で古村大介（G）のギターにトラブルが発生する事態もあったが、浅野を含む4人は演奏を中断することなく、互いを支え合うようにパフォーマンスを続け、バンドとしての盤石ぶりを発揮していた。

なお昨日の4月2日公演でバンドは、5月6日に千葉・浦安市文化会館にてツアーの追加公演を開催することを発表。地元のホール会場でツアーファイナルを迎える。