MINAMI NiNE、ファンと笑って一緒に歌った「SWEET」ツアーファイナル

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MINAMI NiNEが2月10日に東京・TSUTAYA O-WESTにてライブツアー「SWEET Tour」の最終公演を開催した。

MINAMI NiNE「SWEET Tour Final」の様子。(Photo by Teppei Kishida)

MINAMI NiNE「SWEET Tour Final」の様子。(Photo by Teppei Kishida)

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このツアーはMINAMI NiNEが1stアルバム「SWEET」を携えて10月から実施していたもの。ツアーファイナルはG-FREAK FACTORYとのツーマンライブで、MINAMI NiNEは約90分というロングセットでのライブを展開した。

G-FREAK FACTORY(Photo by Teppei Kishida)

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ゲストのG-FREAK FACTORYはハンドクラップを煽ったり、全員を座らせてから一斉にジャンプさせたりと、オーディエンスを巻き込んだライブで場内の一体感を高めていく。MCでは茂木洋晃(Vo)が自身の長い髪の毛を指差して「ヒロキ(MINAMI NiNE)も10年後くらいにはこんな感じになります(笑)」と冗談を言い、MINAMI NiNEファンの笑いを誘った。またG-FREAK FACTORYとMINAMI NiNEはこの日が初競演。茂木はMINAMI NiNEとの出会いのきっかけを、フェスに遊びに来ていたMINAMI NiNEメンバーにCDを渡されたことと明かし、「『酔いどれの夜』に完全にノックアウトされてTwitterのDMでヒロキに『あの曲いいな』と送った。競演を熱望してたらこんな大事に日に誘ってくれました」と話した。彼らはその後、3月8日リリースのニューアルバム「FREAKY」収録曲「ONE DAY」や最新シングル「ダディ・ダーリン」などを披露していく。「ライブのことは忘れても田舎を背負ったMINAMI NiNEとG-FREAK FACTORYというバンドがいたことだけは忘れるな」とファンへメッセージを残すと、最後に「EVEN」をパフォーマンスしてMINAMI NiNEへとつないだ。

MINAMI NiNE「SWEET Tour Final」の様子。(Photo by Teppei Kishida)

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MINAMI NiNEのライブはヒロキ(Vo, B)とワラビノ(G, Cho)の掛け合いが印象的な「ルックバック」でスタート。観客のテンションを引き上げたところで、ヒロキが息を大きく吸って「Don’t worry」を歌い始める。冒頭部分を歌い終えると、拳の上がったフロアに向かって「その拳で毎日毎日がんばってるあなたたちに輝く明日が訪れますように」とメッセージを送る。同曲の後半ではフロアから盛大なシンガロングが広がり、さっそくクライマックスのような盛り上がりを見せた。

MINAMI NiNE「SWEET Tour Final」の様子。(Photo by Teppei Kishida)

MINAMI NiNE「SWEET Tour Final」の様子。(Photo by Teppei Kishida)[拡大]

彼らはスカチューン「Buddy bye」でファンを踊らせたり、スケロク(Dr, Cho)の繰り出す高速ビートに乗せた「Blank idiot」でモッシュやクラウドサーフを発生させたりする一方で、ミディアムテンポの「With」「Time flies」をしっとりと聴かせるなど、多彩な楽曲群を次々と届けていく。曲間にはユルいMCを展開し、マイペースにライブを進行していった。終盤にはヒロキが今回のツアーについて「全国で、CDを手に取って僕たちを待ってくれてる人が予想よりはるかに多くいた」と感慨深そうに振り返る。その後にプレイされた「酔いどれの夜」ではステージ袖でG-FREAK FACTORYの茂木がうれしそうに体を揺らしていた。

3拍子のミディアムチューン「夏花火」ののち、観客が拳が上げる中でバンドはラストナンバー「花」をドロップ。曲中にはヒロキが「ツアーは今日で終わりですけど、また今日がスタートです。ずっとずっと人生は続いていく。俺は絶対死なない。行きたくても生きれなかったあいつの分まで俺は生きる。だからみんなも仕事とか学校とか恋愛とか人間関係とかいろいろあるかもしれんけど、がんばってがんばって耐えて踏ん張ってまたこうやってライブハウスで顔合わせて笑って一緒に歌おうや。また絶対ライブハウスで会おうな!」とファンへ語りかけ、場内は感動的なムードで満たされた。

アンコールでワラビノ(G, Cho)が「すっからさ」を披露する様子。(Photo by Teppei Kishida)

アンコールでワラビノ(G, Cho)が「すっからさ」を披露する様子。(Photo by Teppei Kishida)[拡大]

アンコールではワラビノが弾き語りで「すっからさ」を披露。さらにヒロキとスケロクがステージに登場するとファンから寄せ書きのプレゼントが贈られる。3人は驚きつつ「毎日ツアーファイナルしたいねえ」と喜んだ。さらに「これからもみんなの期待に応えられるよう、みんなの期待を裏切られるようにがんばります」と今後の展望を語り、人気曲「雨」、「ヤーマン!」という掛け声が響いたレゲエチューン「南九節」の2曲でツアーファイナルを締めくくった。

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MINAMI NiNE「SWEET Tour Final」
2017年2月10日 TSUTAYA O-WEST セットリスト

G-FREAK FACTORY

01. jam
02. Too oLD To KNoW
03. 日はまだ高く
04. SOUL CONNECTION
05. ONE DAY
06. チャンダンの香るこの部屋から
07. ダディ・ダーリン
08. EVEN

MINAMI NiNE

01. ルックバック
02. Don’t worry
03. ビム
04. Buddy bye
05. Lax
06. 通行人A
07. 鳥とネズミと私
08. With
09. 心
10. Time flies
11. F
12. Blank idiot
13. My life, my way
14. 酔いどれの夜
15. Niar
16. 夏花火
17. 花
<アンコール>
18. すっからさ
19. 雨
20. 南九節

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ひろ @Hiro_rock009

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