MANNISH BOYS史上最大規模ツアー、Zepp Tokyoで大団円「延長？その前に休憩！」

MANNISH BOYSが1月27日に東京・Zepp Tokyoにて全国ツアー「MANNISH BOYS“麗しのフラスカ”TOUR 2016-2017」の最終公演を行った。

3枚目のオリジナルアルバム「麗しのフラスカ」を引っ提げ2016年11月に神奈川・Yokohama Bay Hallからスタートした今回のツアー。斉藤和義（Vo, G）と中村達也（Vo, Dr）は堀江博久（Key, B）と青木ケイタ（Sax）をサポートに迎え、ユニット史上最大の規模となる全30公演を行った。

オープニング、タイトなスーツに身を包んだ4人が姿を見せると早速歓声が湧き上がる。ライブは「Jungle Hurricane」でスタート。無数のサーチライトがステージを照らす中、中村は「Hello、boys & girls! Are you ready to rock'n roll? We are MANNISH BOYS!」と声を上げた。4人は8曲目の「真っ赤なバレリーナ」まで、「麗しのフラスカ」収録曲を一気に畳みかけていく。3曲目の「Honey」では斉藤と中村によるボーカルの応酬にフロアの熱もぐんぐんと増していき、裏打ちのリズムが心地よい「曲がれない」では斉藤の奏でる軽快なギターのフレーズと中村のチキに、オーディエンスは軽やかに体を揺らす。「レモネード」では疾走感のあるメロディに乗って、ステージ上の面々がエモーショナルなセッションを繰り広げた。

MCではのんびりとマイペースなやりとりで会場を和ませる2人。斉藤は「イエーイ」と呼びかけると「ファイナルですね。だから今日は思う存分、ね」と静かに意気込みを語った。ライブ中盤、「DIRTY BUNNY」では中村が矢継ぎ早に放つ鋭い言葉が空間を切り裂くように会場に響き渡る。また「LOVE&LOVE」では一転、中村の「ラブよ、ラブ！」という呼びかけにオーディエンスが笑顔で反応するなど、2人は多彩な表情を見せて観客を楽しませた。

斉藤と中村が着ていたジャケットを脱ぎ去るとラストスパートへ。中村が茶目っ気たっぷりのボーカルで盛り上げた「ダンゴムシ」、斉藤が閃光の中で鮮やかなライトハンドタッピングを披露し大歓声を集めた「CRAZY NURSE」と2人はアップチューンを連投し、熱狂に拍車をかけていく。「Mach Venus」では斉藤がギターをうならせる音でオーディエンスとのコール＆レスポンスを繰り広げた。本編の最後に届けられたのは「MANNISH BOYSのテーマ」。この曲では堀江と青木もステージ前方へと歩みを進め、会場は「マ、マ、マ、MANNISH BOYS!」というコールで一体となった。

大きな「アンコール」の声を受けステージに戻った4人は、ここでアルバム表題曲の「麗しのフラスカ」をプレイ。この曲では斉藤と中村がトランペットによるセッションを繰り広げ、艶っぽい楽曲の世界観を表現した。斉藤は「11月からやってたからね」とツアーを振り返ってしみじみ語る。オーディエンスからは「（ツアー）延長！」と声がかかり、これに彼は「延長？ 延長の前に、休憩！」と笑った。ラストは彼らのライブの定番曲「ざまみふぁそらしど」で大団円。斉藤と中村はバンドメンバーの名前をコールしてお互いを称え、ステージに幕を下ろした。

なおこの公演の模様がフジテレビNEXT / NEXTsmartにて3月25日（土）にオンエアされることが決定した。放送ではライブの様子に加え、2人のインタビューも届けられる。