Jソロデビュー20周年に向けた10DAYS走破、ラストはセッションでカバー祭りに

2017年にソロデビュー20周年を迎えるJが、10月からスタート行ってきた対バンライブ「J 2016 LIVE 10 Days of GLORY -10 Counts for Destruction-」。そのファイナル公演となる「放火魔大暴年会」が12月30日に東京・TSUTAYA O-EASTで開催され、Jとゆかりの深い面々がステージを熱く盛り上げた。

この日のトップバッターを飾ったのは、Jバンドのギタリスト・masasucksがメンバーとして在籍するパンクバンド・RADIOTS。切り裂くようなサウンドに乗せて熱い叫びを響かせ、一気に会場の温度を上昇させていく。続いて登場したのは、Jのソロワークをスタート時点から支えてきた藤田タカシがボーカル＆ギターを担当するDOOM。彼らは脳に響くような激しいメタルサウンドでフロアを圧倒していった。

そしてJが登場すると、彼は「1年という歳月の中で、いろんな思いを抱えてここにたどり着いたと思うけど、今夜ここにいること自体が奇跡のようなことだと思う。今年もムカついたり、ムカついたり（笑）いろんな思いがあったと思うけど、今夜ここに全部吐き出して帰ってくれ！」と言って観客を煽り、ライブの盛り上がりは最高潮に。彼は「I Know」「Feel Your Blaze」など10曲を演奏した。

アンコールでは、昨年Jバンドでドラムを叩いたSAMBU（Dr / NAMBA69）を加えてSlayer「Raining Blood」をカバーし、続いて藤田タカシ、YOSHIYAを迎えてMotorhead（2つ目の「o」はウムラウト付きが正式表記）の「Ace of Spades」、The Damnedの「Love Song」を立て続けに披露。最後はJのデビューシングル「BURN OUT」で締めくくり、「途切れないように」という叫びと共に、ソロデビュー20周年に向けてのライブは大円団を迎えた。

なおJは春にベストアルバム「20th Anniversary BEST ALBUM ＜1997-2017＞[W.U.M.F.]」をリリース。これを携えて5月から全国ツアーを敢行する。