DISH//、昭島揺らした新作リリイベで“ドS”スラッシャーからパイ投げの洗礼

DISH//が本日12月13日に東京・昭島モリタウンにて2ndアルバム「召し上がれのガトリング」のリリース記念イベントを行った。

「召し上がれのガトリング」は彼らが明日12月14日にリリースするアルバム。あいにくの曇り空にもかかわらず会場には多くのスラッシャー（DISH//ファンの総称）が集まり、メンバーに熱い声援を送った。

4人は「HIGH-VOLTAGE DANCER」でパワフルにライブの幕を開け、To-i（DJ, Key, Rap）は「『召し上がれのガトリング』のリリースイベント、昭島からスタートです。最高に盛り上がっていこう！」とオーディエンスに呼びかける。スラッシャーは色とりどりのペンライトを揺らし、この光景に彼は「俺らのライブでしか見れないイルミネーションだね！」と笑顔を浮かべた。メンバーは楽器を置くと、2曲目に「俺たちルーキーズ」を歌い踊る。また4曲目にはTAKUMI（Vo, G）の「僕らの夢、今の思いをつづった曲です」という言葉と共に柔らかなミッドチューン「サクラボシ」をバンドセットで届け、多彩なパフォーマンスでスラッシャーを楽しませた。

一気に4曲を終え会場を盛り上げると、最後の曲を前にTAKUMIとRYUJI（B, Rap）が「今日、短くない？ あっという間じゃない？」と声をそろえる。4人はその場で「もう1曲やろうよ」と話し合い、スタッフの許可を得てライブの延長を決めた。To-iの「次の曲盛り上がらなかったらもう1曲やらないからな！ 昭島揺らそうぜ！」という煽りからドロップされたアルバムのリード曲「JUMPer」では、何度も飛び跳ねる振り付けで会場が一体となる。4人は満足げに会場を見渡すと、“延長戦”の「GRAND HAPPY」へ。スラッシャーは「DISH//がDISH//が大好きだ！」という大きなコールを響かせ、TAKUMIとMASAKI（G, Cho）もステージの前方ギリギリまで歩み出て力強い歌声を響かせる。曲を終えるとTo-iは「寒いのに、よう声出てるわ！」と弾ける笑顔をスラッシャーへ向けた。

ライブの最後には3月より全国ツアーが開催されることがMASAKIの口から発表された。会場が喜びのムードに包まれ、このままライブは終了するかと思われたが、4人の後ろには大勢のスタッフが現れて一斉に機材を片付け出す。メンバーが不穏な空気を察するとステージには司会者が登場し、「召し上がれのガトリング」のアーティスト写真撮影の際に4人が体験したパイ投げがこの場で再度行われることをアナウンスした。

メンバーは一斉に「嘘だろ!?」と声を上げ、「これから特典会もあるのに？ 明日は北海道（でイベント）だよ!?」と固辞しようとする。しかしその間にも準備が着々と進み、舞台上には4人にパイを投げる“ドS”なスラッシャー20人が集まった。TAKUMIは「俺、根に持つタイプだからな……」とつぶやきながらも、観念した様子でアーティスト写真を再現した顔はめパネルから顔を出す。全員がパネルから顔を出すと、会場のスラッシャーのカウントダウンでパイ投げが行われ、メンバーの顔面はあっという間にクリームまみれになった。4人は声にならない悲鳴を上げながらお互いに顔を見合わせて大笑い。「カピカピになるー！」「明日ニキビができる……」とタジタジになりながらも、大盛り上がりのスラッシャーたちを見て「絶対アルバム買えよなー!?」と念を押していた。

イベント終了後には囲み取材が行われ、TAKUMIが「1度当てたあとにもう1回ベトッて付けてくる、意地悪な人がいた！」、MASAKIが「撮影のときで（パイ投げは）終わりだと思ってたのに……」とパイ投げについてコメント。To-iは「汗だくの上にクリーム塗られて大変ですよ！」、RYUJIは「もうやだ！」とそれぞれに悲鳴を上げた。また、ライブ中に「GRAND HAPPY」の追加を決めたことについてはTAKUMIが「ライブが楽しくて、すぐに終わってしまう感覚になって」と語り、RYUJIは「『曲、少なくない？』って、申し訳ない気持ちになっちゃって。僕らもやりたかったし、4人で決めました」と説明する。最後にツアーに向けての思いを問われると、TAKUMIは「お正月の武道館ライブを経たタイミングで、気合いを入れていいスタートになれば」、To-iは「みんなが来たくなるようなこと、たくさん考えてます！」と意気込みを見せていた。