world's end girlfriend制作の映画「空気人形」サントラCD
2009年9月14日 21:26 1
この映画は、心を持ってしまった性欲処理人形の恋を描いた業田良家の短編マンガを原作に、「誰も知らない」「歩いても歩いても」で知られる是枝裕和監督が、ペ・ドゥナ、ARATA、板尾創路といったキャストで実写化したもの。今年行われた第62回カンヌ映画祭「ある視点」部門への日本唯一の正式出品作に選ばれており、すでに世界10カ国以上で配給が決定している。
昨年秋にたまたまworld's end girlfriendの「Hurtbreak Wonderland」を耳にしたという是枝監督。彼はこの音楽がサントラとして思い描いていた条件をすべて満たしていると感じ、当初wegがグループなのか個人なのか、男なのか女なのかすらもわからなかったが、確信をもって映画音楽制作を依頼したという。
wegにとって約2年半ぶりのCD作品となる今回のサントラは、ペ・ドゥナ演じる空気人形の喜びと寂しさに寄り添うような、ピアノやストリングスなどのやわらかな生音を中心に構成された美しく繊細な1枚。サントラの最後には、アルバム「Hurtbreak Wonderland」のラストを飾った「river was filled with stories / 水の線路」にのせて、ぺ・ドゥナが吉野弘の詩「生命は」を朗読しているトラックが収録される。
リンク
- World's End Girlfriend
※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。
音楽ナタリー @natalie_mu
world's end girlfriend制作の映画「空気人形」サントラCD http://natalie.mu/news/show/id/21187