恵比寿で熱狂の一夜!藤井隆主宰SLENDERIE RECORDの「MUSIC AWARD」

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11月27日に東京・恵比寿ザ・ガーデンホールにて、ライブイベント「SLENDERIE RECORD MUSIC AWARD」が開催された。

藤井隆のライブの様子。

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藤井隆

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2016年は早見優のニューアルバム「Delicacy of Love」のプロデュースを行うほか、自身のミックス CD「Delicacy」をリリースするなど、精力的に音楽活動を行ってきた藤井隆。今回のイベントは藤井による音楽レーベルの「SLENDERIE RECORD」主催で、彼の音楽活動の集大成といえる内容となった。

堂島孝平のライブの様子。

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ライブは藤井とTWIN.G(KASHIF&澤部渡)、okadadaによる「未確認飛行体」からスタート。彼が開演の挨拶をしたあとはシンリズムが登場し、Loop Stationと「見よう見まねで挑戦」したというボイスパーカッションを駆使したサウンドで観客を魅了した。すべての楽曲が終わると藤井が登場し、「19歳!? バージンヘアですね。シャンプーはたぶん『ASIENCE』やと思います」「楽屋でのたたずまいもカワイイ! アニメみたい!」とシンリズムを絶賛した。

左から堂島孝平、乙葉。

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続くNONA REEVESは、貫禄ある演奏を披露して会場をムーディな雰囲気で包む。藤井と出会うきっかけになったという曲「ENJOYEE!」を披露した後、MCで西寺郷太(Vo)は「僕、今日誕生日でして、43歳になりました。自分で言いますけど、今まで一番声出てるんちゃうかな」と自身のパフォーマンスについてコメントした。ラストの「LOVE ALIVE」ではゲストとして宇多丸(RHYMESTER)もステージに登場し、スピード感あふれるラップで客席を盛り上げた。ライブ終了後には藤井が「お誕生日おめでとうございまーす!」と特製のバースデーケーキを持って登場。「もう、サプライズ台無し!『自分で言いよったで』ってなってましたよ!」と舞台裏の様子を語りつつ、うれしそうに西寺の誕生日を祝った。

左から黒沢かずこ、早見優、椿鬼奴、藤井隆。

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堂島孝平は登場するなりフロアを自身のスマートフォンで撮影したり、観客の歓声に合わせてギターを何度も掲げたりとハイテンションにパフォーマンスを展開。「最近はずっと1人で演奏しているので、ひさびさに合奏というものができてすごくうれしいです!」と今回の演奏形態についての思いを口にした。さらに途中では乙葉もゲストとして参加。堂島が提供した楽曲「一秒のリフレイン」をキーボードを弾きながら歌い、終了後堂島は「演奏しながらグッときちゃって、泣きそうになりました」と明かした。さらに乙葉はこの日、藤井が2015年に発表したアルバム「Coffee Bar Cowboy」でボーカルを担当した「make over」も披露した。

早見優

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ライブ中盤からは黒沢かずこ(森三中)と、Like a Record round! round! round!のメンバーである椿鬼奴が登場。“中村獅童の結婚パーティのときの萬田久子のモノマネ”で客席を沸かせる鬼奴は、「どこにも出したことがないモノマネです」とその貴重さをアピールした。また黒沢は藤井の主宰イベント「Youth Banquet!!!」のCDが2017年にSLENDERIE RECORDからリリースされることを発表。黒沢もこの作品からレーベルのメンバーとして参加することも合わせて明かした。

熱いセッションを繰り広げる黒沢かずこと澤部渡(スカート)。

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さらに「ハワイアンタイフーンが今から巻き起こりますよ!」という藤井の言葉を受け、早見優もステージへ。「恋のブギ・ウギ・トレイン」がスタートし、藤井、鬼奴、黒沢もそのままステージに残りダンスした。「溶けるようにkiss me」「Caribbean Night(okadada "love is the destiny" remix)」と続けて披露されたあとは、Like a Record round! round! round!のメンバーであるレイザーラモンRGのボイスメッセージが流される。彼は佐野元春やBARBEE BOYSのコンタのモノマネを披露し、鬼奴もRGの「では聴いてもらいましょう、アレ!」という振りを受け、八代亜紀の積水ハウスのCMソングを歌ったりと自由奔放なMCを繰り広げた。このほか第一興商のカラオケマシン「DAM」が“メンバー”として紹介され、鬼奴が「微笑みの爆弾」、黒沢が「お金がほしい」を歌唱。黒沢の出番では澤部もノリノリでギターを弾きながらステージ中央に移動し、白熱のセッションを展開した。

左から宇多丸(RHYMESTER)、藤井隆。

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本編最後の出番となったのは藤井。「絶望グッドバイ」「1/2の孤独」のほか、ドナルド・フェイゲン「I.G.Y」のカバー、藤井自身が作詞したという新曲「守ってみたい」を披露。曲が終わると自ら出演者全員を呼び込み、「私たちはすごく楽しかったんですけど、皆さんはどうでしたかー!?」と客席に声をかけると、会場には大歓声が飛び交った。ラストは早見の「GET UP」を出演者全員で歌いながら踊り、本編を締めくくった。

Small Boysのライブの様子。

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アンコールでは西寺と堂島のユニット、Small Boysの「Selfish Girl feat. 藤井隆」やLike a record round! round! round! の「kappo!」など、様々なコラボ曲がオーディエンスに届けられた。そしてアンコールのラストナンバーは、黒沢がかつて「Youth Banquet!!!」でも披露した「アーペンダー」。藤井は観客に向かって「会場みんなが一体となって!」など語りかけて場を盛り上げ、およそ4時間半に及ぶ公演の幕は閉じられた。

なお藤井はこの公演内で、2017年夏にニューアルバム(タイトル未定)を発売することを発表。こちらの詳細は追って告知される。

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西寺郷太 @Gota_NonaReeves

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