先輩きのこ帝国も登場、ウソツキ×ペリカン×polly「代沢まつり」が渋谷で終宴

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DAIZAWA RECORDS所属のウソツキPELICAN FANCLUBpollyの3組によるツアー「代沢まつり<DAIZAWA RECORDS 15th Anniversary for the Future>」の東京・渋谷CLUB QUATTRO公演が10月4日に開催された。

「代沢まつり<DAIZAWA RECORDS 15th Anniversary for the Future>」東京・渋谷CLUB QUATTRO公演での集合写真。(Photo by Daisuke Miyashita)

「代沢まつり<DAIZAWA RECORDS 15th Anniversary for the Future>」東京・渋谷CLUB QUATTRO公演での集合写真。(Photo by Daisuke Miyashita)

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このツアーは彼らが所属するDAIZAWA RECORDSの設立15周年を記念して行われたもの。ツアーファイナルとなった渋谷CLUB QUATTRO公演には2012年にDAIZAWA RECORDSからインディーズデビューを果たし、現在はEMI Recordsに所属するきのこ帝国もゲスト出演した。

二代目代沢ジェネレーションズ(Photo by Daisuke Miyashita)

二代目代沢ジェネレーションズ(Photo by Daisuke Miyashita)[拡大]

「代沢まつり」では出演者たちが用意したスペシャルユニットがオープニングアクトを務めており、ファイナル公演には竹田昌和(ウソツキ)、飯村悠介(polly)、シミズヒロフミ(PELICAN FANCLUB)からなるスリーピースバンド“二代目代沢ジェネレーションズ”が登場。竹田がボーカル、普段はギタリストの飯村がベース、シミズがドラムを担当し、DAIZAWA RECORDSの先輩paioniaの「東京」を熱演した。

PELICAN FANCLUB(Photo by Daisuke Miyashita)

PELICAN FANCLUB(Photo by Daisuke Miyashita)[拡大]

続いてステージに現れたのはPELICAN FANCLUB。彼らは最新作「OK BALLADE」収録の「記憶について」でライブの口火を切る。エンドウアンリ(Vo, G)の即興ラップと渾身のシャウト、そしてヘビーなサウンドでオーディエンスを圧倒した「説明」、DAIZAWA RECORDSに所属するきっかけになったという「Telepath Telepath」などを届け、最後は荘厳な雰囲気漂う「1992」で締めくくった。

OK BALLADE

PELICAN FANCLUB「OK BALLADE」
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polly(Photo by Daisuke Miyashita)

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pollyは荒々しいバンドサウンドと越雲龍馬(Vo, G, Syn)の繊細なボーカルが印象的な「沈めてくれたら」で演奏をスタート。その後、高岩栄紀(Dr)と刀川翼(B)がダンサブルなビートを紡ぐ「ひとのよう」や越雲が全編ファルセットボイスで歌う「哀余る」などを披露した。越雲が「新曲やります。サビでステージに向けて中指を立ててください」と言い出すと場内は騒然。ざわつくフロアを一瞥した彼らが宣言通り疾走感のある新曲を演奏すると、観客たちは越雲の言う通りにステージに向けて中指を立てていた。

哀余る

polly「哀余る」
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きのこ帝国(Photo by Daisuke Miyashita)

きのこ帝国(Photo by Daisuke Miyashita)[拡大]

きのこ帝国はインディーズデビューアルバム「渦になる」収録の「退屈しのぎ」を皮切りに、DAIZAWA RECORDS時代に発表した楽曲のみで構成したセットリストでライブを展開。優美なメロディラインと轟音が同居する「海と花束」、彼女たちの代表曲「東京」、R&Bテイストの「クロノスタシス」とバンドの歴史を振り返るように4人は盤石のアンサンブルを奏でた。MCパートでは佐藤千亜妃(Vo, G)がDAIZAWA RECORDS在籍時にお世話になったスタッフへの感謝の気持ちを伝え、この日競演した後輩たちへ向けて「新しいDAIZAWA RECORDS築いていってくれるのが楽しみです」とエールを送る一幕も。そして彼女たちは“きのこ帝国始まりの曲”と前置きし、「夜が明けたら」を熱演。説得力のある歌とサウンドでオーディエンスを魅了した。

愛のゆくえ(初回限定盤)

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ウソツキ(Photo by Daisuke Miyashita)

ウソツキ(Photo by Daisuke Miyashita)[拡大]

トリを努めたウソツキは躍動感のある「ミライドライバー」で演奏を開始。彼らはコール&レスポンスを繰り広げる「ネガチブ」、タイトルに相応しく手を上げ下げする振り付けが楽しい「旗揚げ運動」などで会場の一体感を高めていく。竹田昌和(Vo, G)は「僕らはひとりぼっちだったけど、音楽をやってひとりぼっちじゃなくなった。DAIZAWA RECORDSは僕らのことを家族と呼んでくれた。だから今度は僕らが音楽を介してみんなのことを家族と呼べたらいいな」と語り、ド直球のラブソング「一生分のラブレター」を披露。ラストの「新木場発、銀河鉄道」まで駆け抜け、本編を終了させた。アンコールを受けてウソツキは再びステージへ。竹田は「『代沢まつり』が終わってほしくないなと思っていました。DAIZAWA RECORDSは高みを目指して歩いていきます。DAIZAWA RECORDSの“次の今”に期待していてください」と語り、「ハッピーエンドは来なくていい」を熱演して「代沢まつり」の幕を下ろした。

一生分のラブレター

ウソツキ「一生分のラブレター」
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この記事の画像(全22件)

代沢まつり<DAIZAWA RECORDS 15th Anniversary for the Future>
2016年10月4日 渋谷CLUB QUATTRO セットリスト

二代目代沢ジェネレーションズ

01. 東京(paioniaカバー)

PELICAN FANCLUB

01. 記憶について
02. アンナとバーネット
03. Capsule Hotel
04. 説明
05. Dali
06. Telepath Telepath
07. 1992

polly

01. 沈めてくれたら
02. ひとのよう
03. 哀余る
04. 新曲
05. 雨の魔法が解けるまで
06. hello goodbye

きのこ帝国

01. 退屈しのぎ
02. 海と花束
03. 東京
04. クロノスタシス
05. 夜が明けたら

ウソツキ

01. ミライドライバー
02. ネガチブ
03. 旗揚げ運動
04. ボーイミーツガール
05. 一生分のラブレター
06. 新木場発、銀河鉄道
<アンコール>
07. ハッピーエンドは来なくていい

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【代沢まつり】 https://t.co/DoEJjuPaCv

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