「仲間っていいな」乙女新党、3年半の大冒険に幕

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乙女新党が7月3日、東京・TSUTAYA O-WESTでのワンマンライブ「乙女新党 第二幕・最終章 ~旅立ちのうた~」をもってグループを解散した。

「乙女新党 第二幕・最終章 ~旅立ちのうた~」の様子。

「乙女新党 第二幕・最終章 ~旅立ちのうた~」の様子。

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「乙女新党 第二幕・最終章 ~旅立ちのうた~」の様子。

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2012年12月に高橋優里花、田尻あやめ、葵わかな、荒川ちかの4名で活動を開始した乙女新党。2014年7月には葵と荒川の卒業を受けて、相原まり、緒方真優、其原有沙、長谷川愛里の4名が加入し、6人体制での活動を続けてきた。およそ3年半の活動に終止符を打つ形となったTSUTAYA O-WEST公演には場内をぎっしり埋め尽くすほどの党員(乙女新党ファンの総称)が集まり、さらにニコニコ生放送を通じての生中継で全国の党員がその最後の舞台を見守った。

「乙女新党 第二幕・最終章 ~旅立ちのうた~」の様子。

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乙女新党 第二幕 ~旅立ちのうた~

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ライブは6人体制による“第二幕”の幕開けとなった2014年11月発売のシングル「ビバ!乙女の大冒険っ!!」からスタート。過去のワンマンライブや2015年末に行われた初の単独ツアーでは、合間にコントなどを取り入れながらにぎやかなステージを繰り広げてきた彼女たちだが、ラストライブでは衣装チェンジを行う際に幕間の映像を挟むのみで、持ち時間いっぱいに歴代の楽曲を次々と披露していく。6人は結成初期のナンバーから、6月29日にリリースされたばかりの2ndアルバムにしてラストアルバム「乙女新党 第二幕 ~旅立ちのうた~」に収録された新曲まで、1曲1曲を噛み締めるように歌い、党員は息の合ったコールと大歓声でそれに応えた。

ユニット曲「世界で一番君が好き」を披露する長谷川愛里(左)と其原有沙(右)。

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衣装チェンジと幕間映像の前には、相原と緒方、高橋と田尻、其原と長谷川がそれぞれペアで、2ndアルバムに収められているユニット曲を披露。昨年末のツアーでは、長谷川が病気療養のためツアーに参加できなかったため、其原はユニット曲「世界で一番君が好き」をソロで歌っていたが、今回のライブでは2人のデュエットによる完全版が届けられた。幕間には後発メンバー4人のオーディション風景や、これまでの活動を写真と貴重映像でたどる「乙女の365日」、各メンバーが党員への思いを語ったメッセージ映像が流れた。

「乙女新党 第二幕・最終章 ~旅立ちのうた~」の様子。

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最後のシングル「雨と涙と乙女とたい焼き」で始まった本編ラストのブロックでは、卒業ソング「サクラカウントダウン」が歌われ、涙もろい相原は思わず声を詰まらせてしまう。場内はしんみりしたムードとなったが、田尻が「さあ皆さんラストスパートですよ!」と明るく盛り上げ、「もうそう★こうかんにっき」「2学期デビュー大作戦!!」と明るくアッパーな楽曲を畳み掛ける。そして最後は自己紹介ソング「新・乙女新党のうた」でにぎやかにステージを終えた。

左から緒方真優、其原有沙、田尻あやめ。

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左から長谷川愛里、高橋優里花、相原まり。

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アンコールの声を受け再び舞台に上がった6人は、ここでバラードソング「始まりのうた」を熱唱。そして1人ひとり、党員へ最後のメッセージを伝えていく。其原は「乙女新党にいる時間が本当に心から楽しくて、乙女新党が家のような、党員さんは私の家族のような存在でした」と話したあと、「あまり言葉にするのが得意ではないので……」と自身の好きな奥華子の楽曲「元気でいてね」のワンフレーズを披露。長谷川は「私は恥ずかしがり屋で、最初は自己紹介のときくらいしかしゃべれなかったんですけど、ずっと暖かく応援してもらって、それが私の元気になっています。皆さんのおかげでハッピーオーラの長谷川愛里がいると思うので、本当に感謝しております。乙女新党が解散してもこの気持ちを忘れずに、これからも前へ進んでいきます」と感謝を述べた。自らも大のアイドルファンである緒方は「私は乙女新党に入っていなかったら、きっとあそこにいたと思います」と女性限定エリアを指差し、「アイドルになれて本当に幸せでした。最後まで緒方真優の応援を、乙女新党の応援をしてくれて本当にありがとうございました」と挨拶。相原は終始目をうるませつつも「2年前は芸能界に入りたてで右も左もわからなかったけど、“真面目”とか“乙女新党の良心”とか、私のキャラを作ってくれたのは、党員の皆さんとメンバーです。今日で終わりという実感は全然ないけど、皆さんと一緒に作ってきた時間は決して消えないし、皆さんの心の中に乙女新党がずっとあれば私はそれでいいです」と最後は笑顔で話した。

乙女新党結成時から共に支え合ってきた高橋優里花(左)と田尻あやめ(右)。

乙女新党結成時から共に支え合ってきた高橋優里花(左)と田尻あやめ(右)。[拡大]

結成時からのメンバーである田尻は、まず静岡から上京してアイドル活動をすることを認め支えてくれた両親、家族のように接してくれたマネージャーやスタッフに感謝の思いを伝える。そして「小さい頃は、自分の感情を伝えるのが苦手だから集団行動とか全然できなくて、ありがとうとかごめんねが言えなかったんです。でも乙女新党に入って、初めて『仲間っていいな』って。いつもは言えないけど……大好きです」とメンバーへの秘めた思いを打ち明けた。最後にリーダー高橋は「優里花はみんなの前でアイドルしてるのが本当に楽しくて、自分はアイドルが一番向いてるんだなあっていつも歌いながら思ってみんなのことを見てます。みんなの楽しそうな笑顔が大好きで、自分がもっとキラキラすればファンの人はもっと楽しんでくれると思って、1つひとつのライブを大切にしてきました。これからはアイドルじゃなくなっちゃうけど、みんながこうして応援してくれたことは絶対に忘れないです」と乙女新党で過ごした3年半を振り返り、「みんながいたから今の私がいます。この感謝の気持ちを忘れずに、これからも生きていきます」と深く頭を下げた。

「乙女新党 第二幕・最終章 ~旅立ちのうた~」の様子。

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観客もメンバーも目に涙を浮かべる中、緒方は「何泣いてんの? アンコールだよ? ラストだよ? 皆さん盛り上がっていけますか?」と元気を振り絞って呼びかける。笑顔に戻った6人は「お受験ロッケンロール」で再びフロアを沸騰させ、ラストは「ときめき☆パラドックス」でフィニッシュ。「以上、乙女新党でした! ありがとうございました!!」とその歴史に幕を下ろした。

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乙女新党 第二幕・最終章 ~旅立ちのうた~
2016年7月3日(日)TSUTAYA O-WEST セットリスト

01. ビバ!乙女の大冒険っ!!
02. ボクだけの世界
03. わっしょいクリスマス
04. とりことりことりこ
05. NとS / まりと真優 from 乙女新党(相原まり×緒方真優)
06. キミとピーカン☆NATSU宣言っ!!!
07. 乙女の365日
08. ファイヤイヤっ!!!
09. 凸凹解決せんせーしょん / あやめと優里花 from 乙女新党(高橋優里花×田尻あやめ)
10. ツチノコっていると思う…?▽(※▽はハートマークが正式表記)
11. 胸を張ってこう!
12. わんだほーにゃんだほー
13. 世界で一番君が好き / 有沙と愛里 from 乙女新党(其原有沙×長谷川愛里)
14. 雨と涙と乙女とたい焼き
15. サクラカウントダウン
16. もうそう★こうかんにっき
17. 2学期デビュー大作戦!!
18. 新・乙女新党のうた
<アンコール>
19. 始まりのうた
20. お受験ロッケンロール
21. ときめき☆パラドックス

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