6月1日、
村川はアニメ「のんのんびより」シリーズの一条蛍役や「トリニティセブン」の倉田ユイ役などで知られる女性声優。自身のバースデーにあたる6月1日に両A面シングル「Sweet Sensation / Baby, My First Kiss」でアーティストデビューしており、そのリリース当日に誕生日とデビューを記念するイベントを実施した。
四方八方にピースサインを掲げながら100人のファンの前に登場した村川は、MCのレーベルスタッフから「今日は人生で1度のデビュー記念日、しかも誕生日です」と水を向けられると「間違いない」とうなずき、「ところで誕生日の思い出は?」と尋ねられれば「特に……」と即答。さらに「今日が思い出の誕生日になりそうですね」と続けば「間違いない」を繰り返し、「今日という日はプライスレス以上……ってなんだ?」と、この日を迎えた喜びを信販会社のCMになぞらえようとするも見事に失敗するなど、序盤はラジオ番組やアニメのステージイベントでも見せるコミカルな“りえしょん”らしいリアクションで100人の笑いを誘う。
しかし「声優になることと同じくらい叶えたかった夢」だったという音楽活動に話が及ぶと、それまで通り過剰なボディランゲージを交えつつも、口ぶりは真摯なものに。自身の指向する“リエミュージック”を作るために妥協したくなかったと語る彼女は、「Sweet Sensation」のトラック制作時「イントロにバイオリンを入れてほしい」と自らリクエスト。また「Baby, My First Kiss」についても「最初のデモはR&Bテイストだったんだけど、リエミュージックにするためにもっとキュートにしたかった。だからベースの音を少し抑えたかった」と、サウンドデザインに細かなオーダーしたことを明かし、その意気を汲んだスタッフ陣に対して「みんながリエミュージックを目指してくれて幸せだった」と笑顔を見せた。そして100人の「おめでとう」コールと共にバースデーケーキが運び込まれると彼女は「私、今メッチャ祝わわわわわ……」と言葉を噛むほど感激。親交のある声優である佐倉綾音、五十嵐裕美、岩田光央、諏訪部順一らからのお祝いコメントが紹介されると、「もしこれを聞いているのがこの場でなかったら……」「……なんて言えばいいんだろう? 言い方が難しいな」「まあ、ひとまず今ちょっと泣きそうだってことですよ」と、照れ笑いを浮かべながら不思議なレトリックでさらなる喜びを噛みしめていた。
イベントの最後を飾ったのはミニライブ。「ニコ生の人も可能ならスタンドアップ!」と、客席の100人と、この日の模様を中継していたニコニコ生放送の視聴者を煽った村川は、100人が色とりどりのペンライトを掲げ、ニコ生視聴者が大量のコメントを繰り出す中、「Sweet Sensation」と、「誰がなんと言おうと本日が初お披露目」だという「Baby, My First Kiss」をパフォーマンスする。途中歌詞を忘れて慌てるひと幕もあったが、“キュートなリエミュージック”のコンセプト通り、2曲をかわいらしく歌い上げた彼女は「ときどき『りえしょんのファンってどんな人?』って聞かれることがある」とひと言。「いつも『いい人で優しい人ばっかりだよ』って答えてるんだけど、本当にそうだった」「何回言っても言い切れないけど、いつもありがとう! 本当にありがとう」と感謝の涙と共に“Celebration PARTY”を締めくくった。
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