山本彩「チームKと兼任できてよかった」笑顔のAKB48ラスト公演

4月にAKB48との兼任解除を発表した山本彩（NMB48）が、昨日5月26日に東京・AKB48劇場で行われたチームK「最終ベルが鳴る」公演に出演し、AKB48としてのラストステージを完遂した。

山本は2010年にNMB48の1期生としてデビュー。センターおよびキャプテンを務め、2011年に発表されたAKB48のシングル「Everyday、カチューシャ」で初めてAKB48の選抜メンバーとなった。その後、2014年2月開催の「AKB48グループ大組閣祭り」にてNMB48 とAKB48チームKとの兼任が発表されて以来2年3カ月の間、両グループで活動してきたが、4月26日に大阪・NMB48劇場で行われた公演中に兼任解除を発表した。

“さやかコール”が会場中に響きわたるラスト公演で山本は、ファンの声援に応えるように1曲目の「マンモス」から全力でパフォーマンス。MCではチームKキャプテンの峯岸みなみが山本へ「さや姉（山本彩）は、このチームKを1つ上のステージに連れてきてくれた」と賛辞を贈った。

また公演終了後にはチームKが山本を送る会を実施。この送る会で山本はチームKのメンバーへ向けて「兼任をしていると自分自身の中で完全に余裕がなくなって、周りが見えない部分がありました。『このまま続けていって全部中途半端になってしまうのは一番嫌やな』と思った。そんなとき、みるきー（渡辺美優紀）の卒業発表があって、このままではNMB48が危ないのかなと考えました。キャプテンでもある自分はここでNMB48に集中しようと、兼任解除を決めました」と決意の理由を説明した。さらに「チームKを兼任することによって私に興味を持ってくださる方がいたり、握手会に来てくださる方がいたり、『兼任してくれてありがとう』と言ってくださる方がいたり、自分がやってきたことはちゃんと意味があったのかな、間違ってなかったのかな、と思えることができて、チームKと兼任ができてよかったと心から思いました。これからはNMB48一本になりますが、チームKの魂を持って帰って、がんばって引っ張っていきたいと思います」とファンに感謝の気持ちを述べた。

そして全員でラストナンバーの「前しか向かねえ」を、パワフルなダンスパフォーマンスと共に披露。チームK副キャプテンの島田晴香に「言い残したことはありますか？」と尋ねられた山本は、「ないです！ やりきりました！」とさわやかに言い切ったものの、最後の挨拶が締まらず仕切り直しとなる場面も。涙を見せず最後まで客席の笑いを誘った山本は、笑顔でステージをあとにした。