geek sleep sheep、新曲も飛び出した8カ月ぶりワンマン

geek sleep sheepが4月30日に東京・渋谷CLUB QUATTROにてワンマンライブ「confusion bedroom vol.5」を開催した。

約8カ月ぶりとなったgeek sleep sheepのワンマンライブでkazuhiro momo（Vo, G）、345（Vo, B）、yukihiro（Dr）はライブ定番曲となっているポップロックナンバー「Weekend Parade」を1曲目に披露した。続けて「planet ghost」「Jesus wa gokigen naname」とオルタナティブロックテイストの激しいナンバーを続けて届け、momoは隙あらばマイクから離れてステージ前方に勢いよく飛び出してギターをかき鳴らし、345は長い髪を振り乱しながら低音をアウトプット。さらにyukihiroはクールな表情を見せつつも熱のこもった演奏で観客を魅了した。「楽しい夜になりますように」とmomoが一言発してから、バンドは345がリードボーカルを取るガレージチューン「happy end」を演奏。続く「Candy, I love you」ではシンプルなリフで構成された楽曲ながら、yukihiroが抑揚のあるフィルを随所に盛り込み、楽曲に高揚感を生み出していた。

ライブ中盤、momoが「皆さんおひさしぶりです。ひさしぶりなので新曲を用意してきました」と発言。場内に打ち込みの無機質なビートが鳴り響き、それにあわせてメンバーは新曲を奏で始め、momo、345のツインボーカルにシンセパッドをフィーチャーしたサウンドが心地よく会場を包み込んだ。その後、昨年のワンマンライブでも披露した未音源化曲を演奏した3人は、「GOHAN」「hitsuji」などキャッチーなナンバーでフロアを揺らし、momoの「ラストスパートいきますよ」という宣言から荒々しいサウンドの「feedback」に続けてアッパーチューン「Strange Circus」を投下。この曲では345が何度もジャンプして観客を煽るなど、熱いステージングを見せた。そしてライブはロマンチックなムードを生み出した「kaleidoscope」を経て、最後は淡いグリーンの照明が3人を包み込む中、ミディアムチューン「kakurenbo」で締めくくられた。

アンコールの声に応えて登場したバンドは、まず9月にライブツアーを行うことを発表。「ラストに一発」とmomoが言い放ったのちに、3人でLove and Rockets「MOTORCYCLE」のカバーをパワフルに届けてひさびさのワンマンライブを終えた。

なおアンコールで告知された新たなツアーは9月2日の東京・新代FEVERを皮切りに、18日に神奈川・横浜BAYSIS、23日に埼玉・HEAVEN'S ROCK さいたま新都心 VJ-3の3会場で開催される。