JELLYFiSH FLOWER'S、活動休止前にライブ会場限定でCDリリース

JELLYFiSH FLOWER'Sが4曲入りCD「ブラックホール.EP」をライブ会場限定にて販売する。

松尾昭彦（Vo, G）のメニエール病発症のため、6月のライブをもって無期限の活動休止に入ることをアナウンスしているJELLYFiSH FLOWER'S。彼らにとって活動休止前最後の作品となる「ブラックホール.EP」は、「バンドが止まる前に何か残したい」というメンバーの気持ちから制作された。本作について松尾は「出逢うべくして出逢った人が聞いてくれたらそれで良いです。人が変われば、時代も変わります。時代が変われば、あとは受け入れるだけです。悲しいですが、それが現実です」とコメントしている。なお本作は4月17日の東京・TSUTAYA O-Crestでのライブから販売される。

あわせて6月9日に宮崎・BAR 69にて行われるライブが、活動休止前のラストライブとなることも発表された。

松尾昭彦（Vo, G）コメント

活動休止の一番の理由は僕の耳の調子が悪くなってしまったこと。
バンドが止まる前に何か残したい気持ちが全てを飲み込んで、3月25日から制作を開始しました。
全て地元宮崎で、僕らが生活する町で、完成したのは4月9日、出来立てホヤホヤ。
制作期間中、メンバーや友達が僕の耳の代わりになってくれました。
聞こえない音があるのは悔しかったですが、凄く心強かったです。
耳の調子が悪くなって良かったなって不謹慎だけど思えた瞬間があるくらい。
皆に無理を言ってパツパツのスケジュールでの制作でしたが、凄く充実した時間だったと僕は思ってます。
感謝です。

最近、仲良くなったショップのオーナーさんは携帯電話を持ってません。
「不便じゃないですか？」と聞いたら、「店に来てくれたら俺に会えるだろ？俺なりにライブしてるんだ」と話してくれました。
普通に考えたら、馬鹿馬鹿しい話かもしれません、普通に考えたら、です。
でも事実、いろんな形のライブが世界中で瞬間瞬間に行われていて、そう考えると僕がいる狭い世界にも急に光が当たったような気がして。

宇宙の膨張は未だ止まらないそうです。
しかもその中に全てを飲み込むブラックホールが存在するようです。
意味がわからないですよね、困ったもんです。
でも、それくらいのほうが気持ちいい気もします。
「ブラックホール.EP」は出逢うべくして出逢った人が聞いてくれたらそれで良いです。
人が変われば、時代も変わります。
時代が変われば、あとは受け入れるだけです。
悲しいですが、それが現実です。

長々と失礼。