アイドリング!!!ラストライブ終幕、最後の“祭り”を笑顔で終える

昨日10月5日に東京・日本武道館にてアイドリング!!!のラストライブ「アイドリング!!! 15th LIVE ング!!!ング!!!祭りだ!!! ～良きところで武道館グ!!!」が開催された。

10月いっぱいをもってメンバー全員の卒業が決定しているアイドリング!!!。今回のライブは全員卒業前の最後のライブとなり、会場には彼女たちの最後の勇姿を一目観ようと多数のアイドリンガー（ファンの総称）たちが集まった。また開演前には1期からNEO期までのメンバー19人による囲み取材が実施された。一期生の外岡えりかは「ラストライブになりますが今日のテーマは“お祭り”。アイドリング!!!史上、最高に楽しいライブにします」とコメント。また2期生の酒井瞳は「武道館でライブをするのは最後になると思うから、全員出禁覚悟で！」と威勢よく意気込みを話した。

ライブは1期生である外岡と横山ルリカによる和太鼓の合奏からスタート。9年間グループで苦楽をともにした2人は息を合わせ、力強い和太鼓の音を武道館に響かせた。そこに2期生からNEO期生までの17人が合流すると、彼女たちは「百花繚乱アイドリング!!!」から本編を開始。さらに「キミがスキ」や「ガンバレ乙女（笑）」などグループ初期のナンバーを連発し、彼女たちは観客のテンションを一気に引き上げていく。「SHA KA LA KA PARTY」歌唱時には4台のトロッコに乗り、各メンバーが観客1人ひとりの顔を見ながらしっかりと同曲を届けていった。

MCに入るとフジテレビの番組「アイドリング!!!」で彼女たちを見守ってきたバカリズムが剣道着を着て登場した。彼はキーボードの弾きまねをしながら持ち歌である「AVを観た本数は経験人数にいれてもいい」を披露。アイドリング!!!メンバーから冷たい視線を送られながらも最後まで同曲を熱唱し、会場の男性たちを沸かせていた。

ライブ中盤には19歳以下のメンバーによる「ミルキーガール」、20歳以上のメンバーによる「Wing」、また橘ゆりか、大川藍、橋本楓からなるHIP▽ATTACK fromアイドリング!!!の「太陽のサマサマデイズ」といったグループ内ユニットの楽曲が矢継ぎ早に披露されていく。また外岡と横山は2人で「Over Drive」と「Stay with me」の2曲を歌唱。「9年間やってきてよかったね」と話し、2人がステージ上で抱き合うと、客席には涙を流しながら彼女たちに歓声を送るファンの姿もあった。さらに「Iのスタンダード」歌唱時には7期生の朝日るな、橋本夏希、酒井芳子の3人と番組のMCを務めた森本さやかアナウンサー、バカリズムが登場。メンバーの近親者である7期生は、それぞれ家族の横に並んで同曲を歌って踊り、会場を盛り上げた。

再びステージ上が19人に戻り、MCでNEO期生の佐藤麗奈が「次が最後のブロックになってしまいます」と宣言してからは、「MAMORE!!!」や「サマーライオン」といった人気曲が次々披露される怒涛の展開に。ライブ本編最後には、外岡による「皆さんは何を想像して、今このステージにいるメンバーに重ねますか？」という問いかけから「～などあって ～良きところで」をパフォーマンス。各メンバーは最後までしっかりと楽曲を届け、ラストライブ本編の幕を閉じた。

盛大なアンコールに応えてピンクの法被を着て再登場したアイドリング!!!メンバーは、「Cheering You!!!」「『職業：アイドル。』」「さよなら・またね・だいすき」の3曲を丁寧に歌い、フィナーレに向けてライブを盛り上げていく。歌唱後、外岡は9年間グループを支えてくれた人物として振付の村上陽子を紹介し、涙ぐみながら彼女への感謝の気持ちを伝えた。メンバーがステージを去ろうとすると「こんなんじゃ終わらせない！」という声とともに、再びバカリズムが登場。彼は「普通のアイドルだったらこれで終わってもいいかもしれません。でもバカリズムの目が黒いうちは笑いで終わらせる」と宣言し、そのまま「モテ期のうた～season2～」の歌唱へ。最初は戸惑っていたメンバーたちも次第に笑顔になり、ステージ上ではメンバー同士が相撲を取るなど自由なパフォーマンスを展開。会場中がお祭り騒ぎとなった。最後にメンバー全員が一列に並び「ありがとうございました！」と改めて挨拶をしたところでアイドリング!!!のラストライブは大団円を迎えた。

なおこの日のライブの模様を収めたBlu-rayが、12月23日にリリースされる。

※記事初出時、本文に事実誤認がありました。訂正してお詫びいたします。