ゆるめるモ!が初の海外遠征、アオザイ姿でベトナムの観衆盛り上げる

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ゆるめるモ!が、7月24日から26日にかけてベトナム・ホーチミンのホア・ルー・スタジアムで開催されたイベント「Manga Festival 2015」に出演した。

「Manga Festival 2015」でのゆるめるモ!(写真提供:YOU'LL RECORDS)

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「Manga Festival 2015」でのゆるめるモ!(写真提供:YOU'LL RECORDS)

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「Manga Festival」はマンガに代表されるオタクカルチャーを紹介する大規模なフェスティバル。日本人アイドルグループが出演するのは2013年のRev.from DVL以来となった。ゆるめるモ!にとって海外遠征はこのイベント出演が初。休養中のもね、ちーぼうを除く4人がベトナムに渡航し、3日間の会期中に5カ所のステージでライブを敢行した。

初日の24日は平日ということもあって会場は満員にはならなかったが、司会が「次は日本から来たアイドルグループ、ゆるめるモ!です」とベトナム語でアナウンスすると、その姿をひと目観ようと観客がステージ前に押し寄せた。1曲目「ゆるトロ(slo-モ!)」ではしふぉんがベトナム語で「シンチャオ! ベトナム!(ベトナムこんにちは!)」と叫び、彼女たちのことを初めて観るオーディエンスは拍手で応えた。

「Manga Festival 2015」でのゆるめるモ!(写真提供:YOU'LL RECORDS)

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彼女たちはMCでも「チュントイラー、ゆるめるモ!(私たちはゆるめるモ!)」とベトナム語で自己紹介。続く「あさだ」では日本から来たファンがカウベルを叩く中、現地の観客も手拍子でリズムを刻む。「花のドイリー」の前には、あのが通訳を介して「みんな一緒に『モット・ハイ・バー・ボン、エムイエウベトナム!(1・2・3・4、ベトナム大好き!)』でジャンプしてください」と説明すると、それまで座っていた観客も立ち上がってジャンプを練習。曲中ではこの掛け声に合わせて一斉にジャンプした。ベトナムの雨季についてのトークを挟んで、彼女たちは最後に「なつ おん ぶる ー」を披露。メンバーがステージから降りて観客とハイタッチしながら会場を盛り上げる中、ステージからは銀テープのキャノン砲が何度も発射された。

その日の2部のステージではトークが長めに行われ、メンバーはベトナムの観客から寄せられた「好きな食べ物はなんですか?」「ベトナム料理は何を食べましたか?」などの質問に回答。イベントは和気あいあいとした雰囲気で進行した。

「Manga Festival 2015」でのゆるめるモ!(写真提供:YOU'LL RECORDS)

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翌25日の午前中のステージでは、前日の彼女たちのパフォーマンスを観て要領をつかんだのか、オーディエンスはヲタ芸やミックスなどの掛け声を交えながらライブを観覧。そんな現地の人々を日本から来たファンが先導してさらに盛り上げていた。前日と同じく「花のドイリー」であのがジャンプを促すと、客席は初日以上にまとまった動きに。「スキヤキ」を歌い始める前にメンバーが「スキヤキを知っていますか?」と質問すると、観客は拍手したり腕を振り上げたりしてその問いに答えた。

「Manga Festival 2015」でのゆるめるモ!(写真提供:YOU'LL RECORDS)

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2日目の2部のステージでは、メンバーはそれまで着ていたつなぎからベトナムの民族衣装であるアオザイに着替えて登場。ダイナミックな照明とスモークの演出が用意され、昼間のステージとは一転した雰囲気でライブが繰り広げられた。しふぉんが通訳を介して「はるかベトナムまで旅してきました。また来れるようがんばります!」と話したのち、彼女たちは旅をテーマにした歌「たびのしたく」を披露。「OO(ラブ)」ではメンバーが日の丸の扇子を振りながら踊り、間奏でしふぉんが英語で「We love you so much, Vietnam!(ベトナム愛してます!)」と感謝の気持ちを伝えた。ラストの曲「逃げろ!!」が終わると、今回の遠征では初となるアンコールが起こり、再び登場した4人は「なつ おん ぶる ー」でライブを締めた。

「Manga Festival 2015」でのゆるめるモ!(写真提供:YOU'LL RECORDS)

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彼女たちは最終日の26日もアオザイを着て登場。ベトナムでは一般的に週のうち日曜日のみが休日ということもあって、この日はこれまで以上の観客が押し寄せ満員となった。メンバーは前2日間のステージを経てだいぶ慣れた様子を見せ、英語やベトナム語、日本語を駆使してオーディエンスを煽り、「逃げろ!!」「OO(ラブ)」などで会場を盛り上げる。ようなぴが「初めての海外がベトナムでよかった」、けちょんが「みんな優しくて最高でした」、あのが「エムイエウベトナム! カムオンニエウ!(ベトナム大好き! ありがとう!)」、しふぉんが「また必ず会いましょう!」と来場者に3日間の感謝の気持ちを伝えたのち、彼女たちは別れの歌である「さよならばかちゃん」を披露。「なつ おん ぶる ー」「Hamidasumo!」ではステージから降り、老若男女入り交じった観客を盛り上げた。アンコールでは「manual of 東京 girl 現代史」が披露され、鳴り止まない拍手の中、ゆるめるモ!初の海外遠征は幕を閉じた。

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ゆるめるモ!「Manga Festival 2015」
2015年7月24~26日 ベトナム・ホーチミン ホア・ルー・スタジアム セットリスト

7月24日 1部

01. ゆるトロ(slo-モ!)
02. 逃げろ!!
03. 1!2!かんふー!
04. 場viewer
05. あさだ
06. 私と私と私と私と私と私と私と私と
07. 波がない日
08. 花のドイリー
09. べぜ~る
10. manual of 東京 girl 現代史
11. おこしてしまった?
12. OO(ラブ)
13. アーメン
14. Hamidasumo!
15. なつ おん ぶる ー

7月24日 2部

01. ゆるトロ(slo-モ!)
02. 白玉ディスコ
03. 生きろ!!
04. べぜ~る
05. NNN
06. 逃げろ!!
07. さよならばかちゃん

7月25日 1部

01. ゆるトロ(slo-モ!)
02. 場viewer
03. ゆるめるモん
04. 花のドイリー
05. 私の話、これでおしまい
06. スキヤキ
07. 虎よ
08. 逃げろ!!
09. なつ おん ぶる ー

7月25日 2部

01. ゆるトロ(slo-モ!)
02. manual of 東京 girl 現代史
03. たびのしたく
04. OO(ラブ)
05. Hamidasumo!
06. 逃げろ!!
<アンコール>
07. なつ おん ぶる ー

7月26日

01. ゆるトロ(slo-モ!)
02. 逃げろ!!
03. OO(ラブ)
04. さよならばかちゃん
05. なつ おん ぶる ー
06. Hamidasumo!
<アンコール>
07. manual of 東京 girl 現代史

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緋村 月 @himuralight

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