DAIGOマラソンオファーにも言及、BREAKERZ熱狂の再始動フリーライブ

昨日5月20日、ニューシングル「WE GO」をリリースしたBREAKERZが東京・代々木公園野外ステージにてフリーライブを開催。再始動後初のライブで約6000人を動員し、1時間15分で全9曲を披露した。

開演時刻の18時を過ぎた頃、陽の傾き始めた代々木公園のステージにサポートメンバーのMAKOTO（Dr）、MATSU（B）、メンバーのSHINPEI（G）、AKIHIDE（G）、DAIGO（Vo）が順に登場すると、待ちわびていたファンからそれぞれの名前を呼ぶ声が。そしてDAIGOの「行くぞ代々木ー！」という絶叫を合図に「WE GO」が始まり、ファンも曲名を大きな声でコールする。

挨拶代わりの最初のMCに突入すると、DAIGOは「まずね、最初に言わせてください。みんな、ただいま!!」と呼びかけ、オーディエンスも「おかえりー！」と全力で返す。続けてDAIGOが「ついに完全復活です。今日がまさにBREAKERZの“SSD”＝再始動です」と言うと、おなじみの“DAIGO語”に笑い混じりのどよめきが広がったものの、この日の彼は終始BREAKERZの再始動について感慨深くトーク。「2年4カ月ぶりの新しいシングルをどうしてもライブという形でみんなに届けられないかといろんなスタッフを説得して、今日会えることになりました。今日は体力温存とかないから、最初から最後まで暴れてってください！」と気合十分に語った。

ライブ再開後、バンドは「Everlasting Luv」「SUMMER PARTY」などシングル曲を続けて投下。AKIHIDEとDAIGOが演奏中に笑顔で見合ったり、SHINPEIが積極的にステージ両サイドへ向かいファンにアピールしたりと、各々フリーライブを楽しんでいる様子を見せる。

メンバー紹介タイムでは、SHINPEIが「およそ2年半、BREAKERZしっかり充電してパワー満タンで帰ってきました！ 俺たちに負けないくらい皆さんもパワー満タンで驚いてます！ 最後まで楽しんで帰ってくれー！」とエネルギッシュに声を張り上げる。一方AKIHIDEは「10年くらい前はそこの通り（代々木公園）でアコギ抱えてストリートライブをしてたりして、8年前にはyasu（Acid Black Cherry）さんのステージで立たせてもらいました。そして今日、自分のバンドBREAKERZでここに立てて本当にうれしいです。今日も心を込めて奏でたいと思います」と丁寧な口調でファンに言葉を届けた。

このあと、観客がタオルを振り回す「灼熱」と高速ヘッドバンギングで熱狂する「DESTROY CRASHER」で本編は終了。アンコールでは大歓声がこだまする中、「みんなのこの声を聴くためにずっと活動してきてるので、本当に最高です。みんなどうもありがとう」とDAIGO。彼は再始動を飾る楽曲「WE GO」、7月に発売を予定しているアルバム、8月1日からスタートする全国ツアーについてそれぞれ触れて、「今年、BREAKERZは突っ走っていきます」と力強く宣言した。

また、DAIGOは「俺個人のことになっちゃうけど」と切り出し、日本テレビ系「24時間テレビ」のチャリティマラソンランナーのオファーを受けたことにも言及。彼は昨日5月19日放送の「幸せ！ボンビーガール」内で突然オファーされ、来週26日の生放送で可否を発表する。「本当に知らされてなくてビックリした」というDAIGOは「ノリでできることじゃないし、もちろんメンバーともいろんな人とも話して、最終的には自分で答えを出したいと思ってます」と落ち着いた様子で、「でもみんなに1つ言いたいんだけど……どんな決断をしても、ずっと応援してください。よろしくお願いします」と話すと温かい拍手が沸いた。

そして再びBREAKERZに目を向け、「本当にみんなのこと待たせたけど、俺たちはバンドを組んだときから何も変わってないです。ただいい曲を作ってライブをして、みんなに届けていきたい。そう思ってます。だからみんなで集まって、こうしてライブをやれている今が最高です。改めてみんなと前に進んでいこうと思います。ずっとついてきてください」とバンド活動へ懸ける気持ちを語る。これに続いてバンドのアンセム「B.R.Z ～明日への架橋～」を集まったファンと合唱した。しかし、楽器を降ろした3人になおも注がれるアンコール。3人はこの声に応えて「もう予定時間過ぎちゃってるけどね。でも……関係ねえ、せっかく再始動だしもう一発ぶちかましちゃおうぜ！」と再び新曲「WE GO」を演奏し、一体感あふれるムードのままフリーライブを締めくくった。