新生ライムベリー主催ライブでおやホロ、じゅじゅらお祭り騒ぎ

ライムベリー主催ライブ「韻果MATSURI」が5月9日、東京・Gladにて開催された。

新生ライムベリーにとって初となる主催ライブは2部制で行われ、ライムベリーのほか、NECRONOMIDOL、MIKA☆RIKA、リナチックステイト、じゅじゅ、おやすみホログラム、少女閣下のインターナショナル、KOTO、PUTAN、西恵利香が出演。さらにMC MIRI（ライムベリー）と八月ちゃん（おやすみホログラム）による新ユニット・8ｍｍも登場し、Gladを昼夜にわたって大いに盛り上げた。

1部のオープニングに登場したのは8ｍｍ。2人は4月に東京・新宿LOFTで行われた「あんナイト～そして伝説へ～」でお披露目されたものの、緊張のあまり歌詞を大幅に忘れてしまうというハプニングを起こしていた。リベンジライブとなったこの日、2人はオーディエンスに軽い挨拶を済ませると前回歌詞を忘れた「ハジマリ」を危なげなく歌いきった。勢いに乗った2人は続けて叙情的な新曲「センチメンタル」を投下。八月ちゃんの伸びやかな歌声とMIRIの力強いラップがフロアに響き渡り、歌唱後にはオーディエンスから割れんばかりの歓声が起こった。

1部ではこのほか、暗黒系アイドルユニット・NECRONOMIDOL、双子姉妹によるヒップホップユニット・MIKA☆RIKA、ソロアイドルのリナチックステイト、呪いをコンセプトに活動するじゅじゅ、八月ちゃんと望月かなみによるユニット・おやすみホログラムが熱狂的なライブを繰り広げ、トリのライムベリーへとつなぐ。

客席から登場しオーディエンスを煽ったライムベリーのMIRIとMC MISAKIは、1曲目の「放課後のマジシャン」からノリのいいラップをお見舞いし、フロア全体のテンションを上げていく。続けて2人はキラーチューン「Fly High」を届け「今日は遊びに来てくれてありがとうございます！ 一緒に楽しんでいきましょう！」と主催らしく感謝の言葉を述べた。ラストは「会場照らし出せ、ミラーボール！」の掛け声とともに「MIRRORBALL」のメロディーが鳴り響き、2人はオーディエンスとともに体を揺り動かしながらライブを楽しんだ。

時間を置いて行われた2部の1番手には、おやすみホログラムがバンドセットで登場。2人は水を得た魚のごとくリズムを刻みながら「Before」でライブをスタートさせる。1部のライブで遅刻してしまった望月は「本当にすみませんでした！」と平謝りし、吹っ切るように「Machine Song」を力強く歌い上げる。最後は代表曲「Drifter」でフロアの熱気をさらに上昇させた。

少女閣下のインターナショナルによる破壊的なパフォーマンスと、ライムベリーのサポートDJを務めるPUTANによる“イズミフミ”への改名前ラストライブを経て、2部でも8ｍｍは息の合ったパフォーマンスで2曲を届ける。続くソロアイドルのKOTOは、圧倒的なダンススキルでオーディエンスのハートをガッチリとつかみ、「プラトニックプラネット」など5曲を披露して大歓声に包まれた。

イベントも終盤に突入したところで登場した西恵利香は、ポップな新曲「MUSICを止めないで」を緊張した面持ちで初披露し、極上のシティポップナンバー5曲を歌いきった。1部で熱狂的なライブを繰り広げたじゅじゅは2部でセットリストを大幅に変更。2人は「あたしはMAMONO」「この世界・闇」といった呪いをコンセプトにした楽曲を次々と投下し、最後はノリのいいサウンドに陰鬱とした歌詞を乗せた「idol」で締めくくった。

そして「会場全員跳びはねろ！」のMIRIの掛け声で、この日のイベントの大トリを飾るライムベリーのライブが開幕。「MIRRORBALL」「365」「放課後のマジシャン」と畳み掛けた2人は、イベントタイトルにもなっている「韻果録」を力強くドロップし、フロアに熱気の渦を生み出す。MIRIのテクニカルかつパワフルなラップとMISAKIのキュートな歌声が混在した「Fly High」でライブ本編を締めくくった2人は、アンコールで客席に登場。ここでMIRIは出演者とファンに感謝の気持ちを伝えて「アンコールはみんなで飛び跳ねて終わりたいです！」と述べ、ラストナンバーとして再度「MIRRORBALL」を高らかに歌い上げる。最後はステージ上に出演者が集まって全員で同曲を熱唱し、新体制初の主催イベントを大団円で締めくくった。

なおライムベリーのニューシングル「MIRRORBALL」は、5月24日に大阪・北堀江club vijonで行われるイベント「MagazineRack Vol.1」の会場物販にて販売がスタートする予定となっている。