KANA-BOONら15組競演、HighApps東京編

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4月12日に東京・新木場STUDIO COASTにてHIP LAND MUSIC主催のライブイベント「HighApps SPECIAL!! ~SPRING ROCK PARTY 2015~」が開催された。

谷口鮪(Vo, G / KANA-BOON)

谷口鮪(Vo, G / KANA-BOON)

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ライブは屋内にHigh STAGEとAcoustic STAGE、屋外テントにApps STAGEという3ステージ構成で展開。ライブ以外にもHighAppsならではの会場の装飾や、出演アーティストとのコラボフードでも来場者を楽しませた。

松岡恭子(Vo, G, Key / ユナイテッドモンモンサン)

松岡恭子(Vo, G, Key / ユナイテッドモンモンサン)[拡大]

Apps STAGEでオープニングアクトを務めたユナイテッドモンモンサンは、笑顔でステージに登場。松岡恭子(Vo, G, Key)が飛び跳ねて歌うなど躍動感たっぷりのステージを展開し、ラストの「君だけのキス」まで一気に駆け抜けた。メインステージとなるHigh STAGEのトップバッターはavengers in sci-fi。1曲目「Yang 2」から長谷川正法(Dr, Cho)がエネルギッシュにドラムを叩き、そのビートの上で木幡太郎(G, Vo, Syn)と稲見喜彦(B, Vo, Syn)がハーモニーを重ねる。彼らはスペーシーなバンドアンサンブルを会場に響き渡らせ、ラストは骨太なロックチューン「Citizen Song」で締めくくった。

椎名杏子(Vo, Piano / チーナ)

椎名杏子(Vo, Piano / チーナ)[拡大]

LAMP IN TERRENのライブが行われたApps STAGEはスタート前からすでに満員。松本大(Vo, G)が「もっと前に詰められる? もう無理か。じゃあ外にも聞こえるように!」と大きく叫んでから「portrait」でライブの口火を切る。彼らはタイトな演奏で会場の熱気を高め、ラストナンバーの「ボイド」まで高揚感に満ちたステージを展開した。一方Acoustic STAGEでチーナは、バルコニーエリアが舞台となったことから椎名杏子(Vo, Piano)が「ロミオとジュリエットみたいなところからやっています。チーナです!」と挨拶をしてからライブを開始。椎名が観客に手拍子を促したり、柴由佳子(Violin)がブレイクでホイッスルを吹いたりと終始楽しげな雰囲気を生み出していた。

佐々木亮介(Vo, G / a flood of circle)

佐々木亮介(Vo, G / a flood of circle)[拡大]

High STAGEではa flood of circleはサポートメンバーに藤井清也(G / The SALOVERS)を迎えて新体制1発目のライブを行った。HISAYO(B)が長い髪を振り乱しながらメロディアスなベースラインを奏で、佐々木亮介(Vo, G)がワイルドに叫ぶと、観客はハンドクラップでそれに応えていた。Apps STAGEの3番手を務めたのは、入場規制がかかるほどの人気ぶりを見せたThe fin.。Yuto Uchino(Vo, Syn)が浮遊感あふれるシンセリフとやわらかい歌声を響かせて心地よい空間を生み出していた。

山中拓也(Vo, G / THE ORAL CIGARETTES)

山中拓也(Vo, G / THE ORAL CIGARETTES)[拡大]

「HighApps」の常連バンド・THE ORAL CIGARETTESはHigh STAGEに登場。サウンドチェックの段階で本番さながらのステージを展開した彼らは、本編が始まると1発目に「STARGET」を投下して場内の熱気を一気に高めた。4月22日にシングルリリースされるラブソング「エイミー」では、山中拓也(Vo, G)がエモーショナルな歌声を聴かせた。さらに山中は最後の「起死回生STORY」で「そんなもんじゃないだろう!」と咆哮するなど、表現力豊かなパフォーマンスで観客を魅了した。同じ頃、Acoustic STAGEのPredawnはアコースティックギターを軽快にかき鳴らしてさわやかな空間を生み出した。終盤によろけてしまうハプニングがありつつも、最後は笑顔でステージを去っていった。

The Flickersのライブの様子。

The Flickersのライブの様子。[拡大]

Apps STAGEのThe Flickersはサポートにナカオソウ(G / Applicat Spectra)、Kanako(Key / ORGALOUNGE、さめざめ)を迎えた5人編成で登場。彼らはキレのあるダンスチューンでフロアを踊らせ、「lovender」では場内にシンガロングを沸き起こした。イベントの後半、High STAGEに現れたのはGOOD ON THE REEL。落ち着いた雰囲気でライブを展開し、千野隆尋(Vo)がステージ中央でハイトーンボイスで楽曲を歌い上げると、観客はその姿に引き込まれるようにステージに見入っていた。その後Acoustic STAGEではSawagiのライブがスタート。彼らはアコースティックセットということもあり、少し大人びた雰囲気のセッションで心地よいグルーヴを生み出した。

マッシュ(Vo, G / Kidori Kidori)

マッシュ(Vo, G / Kidori Kidori)[拡大]

陽が傾き肌寒くなる中、Apps STAGEではKidori Kidoriが熱いライブパフォーマンスを繰り広げた。マッシュ(Vo, G)が「寒いな。すぐにあっためるで!」と話してから変拍子を取り入れたエキセントリックなナンバー「Come Together」をドロップ。さらにジョン・デンバー「Take Me Home, Country Roads」のカバーを披露したのち、6月3日にニューアルバム「![雨だれ]」をリリースすることを発表してから新曲「なんだかもう」へとつないだ。またこの日のライブをもって藤原寛(B / ex.andymori)はバンドのサポートを終了。最後はバンドは祝杯と言わんばかりに「テキーラと熱帯夜」を披露して拍手を浴びる中、ステージをあとにした。SAKANAMONはHigh STAGEに姿を表し、1曲目「マジックアワー」からハイテンションなライブを展開。キャッチーなギターフレーズが印象的な新曲「ぱらぱらり」のあと、縦ノリのダンスチューン「TOWER」が披露されると、会場一体となっての大合唱がこだましていた。

フレデリックのライブの様子。

フレデリックのライブの様子。[拡大]

すっかり陽の落ちた時間にApps STAGEのトリを飾ったのはフレデリック。三原康司(B, Cho)は昨年の「HighApps SPECIAL!!」で同ステージの1番手だったことを振り返りつつ、今年トリを務められたことに感謝の言葉を述べる。そして新曲「オワラセナイト」で耳馴染みのよいフレーズを届けるなど、バンドはラストナンバー「オドループ」まで全6曲を演奏した。

「HighApps SPECIAL!!」のラストを盛り上げたのはKANA-BOON。High STAGEに登場した彼らは、タイトな演奏で新曲「なんでもねだり」や、「フルドライブ」「シルエット」とキャッチーな楽曲を連発。彼らは観客を踊らせ続け、あっという間に本編を駆け抜けた。アンコールではキラーチューン「ないものねだり」が届けられ、谷口鮪(Vo, G)の「皆さん、歌は歌えますか!」という呼びかけに、フロアは大合唱で呼応した。すべてのライブが終了したあと、ステージにはUstream番組「夜のぶっちスタジオ」のMCであるカエルのキャラクター・ぶっちが登場。閉幕宣言をしてイベントは大団円を迎えた。

なお次回の「HighApps」は7月より全国9都市で開催される。ラインナップは公演ごとに異なり、現時点でKidori Kidori、Hello Sleepwalkers、The Flickers、フレデリック、LAMP IN TERREN、ユナイテッドモンモンサン、Homecomingsの登場がアナウンスされている。

関連する特集・インタビュー

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HighApps SPECIAL!! ~SPRING ROCK PARTY 2015~
2015年4月12日 新木場STUDIO COAST セットリスト

ユナイテッドモンモンサン

01. Base Ball Girl
02. 星に願いを
03. 星になって
04. Puzzle game
05. 君だけのキス

avengers in sci-fi

01. Yang 2
02. Riders In The Rain
03. Tokyo Techtonix
04. Sonic Fireworks
05. Citizen Song

LAMP IN TERREN

01. portrait
02. ランデヴー
03. ゴールド・ルーズ
04. 緑閃光
05. ボイド

チーナ

01. はじまる
02. Granville Island Market
03. tokyo yu-ei girl
04. アンドロイド

a flood of circle

01. KIDS
02. Dancing Zombiez
03. Golden Time
04. ベストライド (新曲)
05. GO
06. シーガル

The fin.

01. Illumination
02. The End Of The Island
03. Veil
04. Night Time
05. Till Dawn
06. Days With Uncertainty

THE ORAL CIGARETTES

01. STARGET
02. ハロウィンの余韻
03. エイミー
04. 大魔王参上
05. Mr.ファントム
06. 起死回生STORY

Predawn

01. Keep Silence
02. 霞草
03. Suddenly
04. Autumn Moon
05. Over the Rainbow

The Flickers

01. midnight express
02. white heat
03. nova
04. techno kids
05. lovender
06. love in the music

GOOD ON THE REEL

01. カルキニクハ
02. 夕映
03. ただそれだけ
04. ゴースト
05. ハッピーエンド

Sawagi

01. 22
02. MOTOR POOL IS NOT DEAD
03. Thonis
04. Light

Kidori Kidori

01. Come Together
02. NUKE?
03. Take Me Home, Country Roads
04. なんだかもう(New)
05. ホームパーティ
06. Watch Out!!!
07. テキーラと熱帯夜

SAKANAMON

01. マジックアワー
02. 幼気な少女
03. ミュージックプランクトン
04. 空想イマイマシー
05. ぱらぱらり
06. TOWER
07. アリカナシカ

フレデリック

01. SPAM生活
02. ディスコプール
03. ふしだらフラミンゴ
04. プロレスごっこのフラフープ
05. オワラセナイト
06. オドループ

KANA-BOON

01. タイムアウト
02. ウォーリーヒーロー
03. なんでもねだり
04. 盛者必衰の理、お断り
05. フルドライブ
06. シルエット
<アンコール>
07. ないものねだり

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HIP LAND MUSIC @hiplandmusic

4/12の写真は鈴木公平さん @kouhey0622 、山川哲矢さん @tetsuyayamakawa 、ビオラさん @vizkage に撮影して頂きました!いつも素敵な写真をありがとうございます!
http://t.co/F6bloj311l #HighApps

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