昨年5月の宮城・石巻公演を最後にライブ活動を休止していた彼ら。ツアーは3月19日の京都・磔磔公演からスタートし、この東京公演が2公演目となった。
この日の対バン相手として出演したのは
その後も「キャッチーを科学する」「癇癪玉のお宮ちゃん」「夢見る少女でいたい」など、激しいナンバーを連発しフロアを盛り上げる。途中のMCで稲村は「僕らも今全国ツアーをやっているんですけど、ファイナルではあのインビシブルマンズデスベッドが再結成して復活してくれることになって。自分たちが(バンドを)やり続けていればいろんなバンドが復活してくれる!これからはアルカラじゃなくてザオリク(RPG「ドラゴンクエスト」に登場する復活の呪文)と呼んでください(笑)」と話し、オーディエンスの笑いを誘った。
ラストを飾った「交差点」では、稲村がフロアにダイブしつつモーモーのライブでは定番の「パンティコール」を煽る。観客もそれに応えて拳を上げて何度も叫び、会場の熱気はさらに高まった。
代わってモーモールルギャバンの3人がステージに登場すると、フロアからは割れんばかりの大歓声と拍手が起こる。1曲目の「ユキちゃんの遺伝子」から、10カ月のブランクを全く感じさせない圧巻のプレイを披露する3人。ゲイリー・ビッチェ(Vo, Dr)は「先ほど出ていただいたザオリクさんのおかげで復活することができました!(笑)」と、ゲストのアルカラに感謝を述べていた。
その後も「裸族」「細胞9」とおなじみのナンバーを続々と演奏し、強力なグルーヴでオーディエンスを熱狂させる。途中、ゲイリーは観客に向かって「俺たちの意気込み聞いてくれる?俺たち、今日のために京都から東京に引っ越してきました!」と、地元・京都から上京してきたことを発表。東京のファンから大きな拍手を浴びながら、「上京してきたので、そういう歌を歌います」と紹介し「頭がクサいと君に言われ五日ぶりに風呂に入った」を披露した。
「野口、久津川で爆死」ではユコ・カティ(Key, Vo)とT-マルガリータ(B)がステージ前方に飛び出し、アグレッシブなプレイを展開。ゲイリーは「愛のテーマ」の演奏後、「34歳になってバンド最速の曲をやるとは……(笑)。でもお前たちにバカにされないように、毎日練習パッド叩いてたんだよ!」と、休止期間中の努力をアピールした。本編最後を飾ったのは「サイケな恋人」。オーディエンスは久々の「パンティコール」を全力で叫び、3人との再会を喜んでいた。
アンコールではマルガリータから、6月24日に3年3カ月ぶりのフルアルバム「シャンゼリゼ」をリリースすることを発表。3人は会場の熱狂に応えて2曲を演奏し、「ありがとう!また会いましょう!」と再会を誓いながら笑顔でステージを後にした。
今回のツアーは4月28日の愛知・名古屋CLUB QUATTRO公演でファイナルを迎える。その後も全国各地のライブイベントに出演するので、こちらも楽しみにしておこう。
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