撮影会やThe SALOVERSライブも、「日々ロック」渋谷でPR

11月22日公開の映画「日々ロック」のヒットを祈願して、昨日11月9日に東京・渋谷区内にてさまざまな企画が開催された。主演の野村周平、二階堂ふみや前野朋哉といった俳優陣のほか、映画に出演している黒猫チェルシーの岡本啓佑（Dr）、The SALOVERS、さらには主題歌を担当している爆弾ジョニーなどアーティストも参加し各会場を盛り上げた。

最初に行われた企画は東京・HARLEMでの「ヒット祈願スペシャルイベント」。ステージに野村、二階堂、前野、岡本の4人が登壇し、映画についてのトークを繰り広げる。演技初挑戦の感想を聞かれた岡本が「新しいバンドを組むような気持ちで楽しかった」と言うと、野村と前野から「黒猫チェルシーは辞めて、（劇中で組んでいるバンドの）ザ・ロックンロールブラザーズ1本にするんでしょ？」と冗談交じりのツッコミが入る一幕もあり、キャスト間の仲のよさがにじみ出る和やかな挨拶となった。そのあと始まったのは劇中で野村が演じる主人公・日々沼拓郎がアフロヘアに全裸で歌唱をすることにちなんだ、会場に集まったアフロのカツラをかぶった半裸姿の男性69人によるダンスパフォーマンス。男性たちは、二階堂演じる宇田川咲が劇中で歌う「SUNRISE」にあわせてキュートな振り付けを勢いよく披露した。踊る男性たちの中にはThe SALOVERSの古舘佑太郎（Vo, G）と藤川雄太（Dr）、爆弾ジョニーのタイチ（Dr）も紛れており、3人は野村と二階堂に発見されると恥ずかしそうな表情を見せた。さらに11月14日に誕生日を迎える野村へケーキがプレゼントされるというサプライズも。イベントの終盤には野村、二階堂、前野、岡本が半裸の男性4人の背中に映画ヒットの意気込みを書き込む。4人は「胸アッツアツ大ヒット」と力強く記入し、HARLEMでのイベントの幕を閉じた。

続いて東京・HMV record shop 渋谷ではトークショーや撮影会、インストアライブなどが実施された。最初に特設ステージに登場した主演の野村と二階堂は会場がCDショップであることにちなんで音楽にまつわるトークを展開。今作で初めてギターに挑戦した野村はF、Bmコードが難しかったと言い、普段聴いている音楽を聞かれると「クレイジーケンバンド」と答えた。二階堂はダンスやギターの練習が約1カ月だったので大変だったと明かしつつも、楽しくできたと笑顔で語った。第2部では爆弾ジョニーと、映画に楽曲提供をしている細身のシャイボーイによる撮影会および握手会を実施。体調不良のりょーめー（Vo, G）を除く爆弾ジョニーメンバー4人と細身のシャイボーイは映画主題歌「終わりなき午後の冒険者」や、爆弾ジョニーが12月3日にリリースするニューアルバム「みんなの幸せ」についてなど楽しげに会話をしながら、集まったファンとの交流を楽しんだ。

HMV record shop 渋谷での第3部はThe SALOVERSと細身のシャイボーイによるインストアライブ。まず最初に細身のシャイボーイが登場し、自身の楽曲「さみしさ」を歌唱する。曲中、椅子に登ろうとした彼がバランスを崩し転げ落ちてしまうハプニングも。1曲歌い終えると彼は会場内にいた前野と岡本を呼び込み、3人で劇中歌「脳みそ」をパフォーマンスした。The SALOVERSは劇中で演じているバンド・犬レイプとしてステージへ。劇中歌「百姓勃起」をパワフルに熱唱して観客の笑いを誘う。さらにギターの演奏に乗せて、The SALOVERSの楽曲「床には君のカーディガン」を観客に届け、イベントを締めくくった。

このほか出演者は同日、本作を上映する映画館・CINE QUINTOを表敬訪問したり、TOKYO FMのスペイン坂スタジオから「日々ロック」の特別番組に生出演したりと渋谷のあちこちで「日々ロック」をアピールした。