スペアザ「心して行く」最大ツアー地元で開幕

SPECIAL OTHERSが昨日11月1日に神奈川・yokohama Bay Hallにて全国ツアー「QUTIMA Ver.18 “エレクトリック26都市ツアー 2014-2015”」の初日公演を行った。

今回のツアーで彼らは東京・新木場STUDIO COAST公演2DAYSを含む26都市27公演を実施する。この公演数はバンドにとって過去最大規模のもの。長い旅のスタート地点となった彼らの地元・横浜の会場には、場内を埋めつくすほど多くのファンが集まった。

フロアを照らす2つのシャンデリアの明かりが消えて場内が暗転すると、4人がステージに姿を見せる。彼らはいつもの調子でそれぞれに楽器の音を鳴らし、息の合ったアンサンブルを響かせる「COMBOY」でライブをスタートさせた。

4つのアンティーク調のランプが優しい光を放つステージ上で、彼らは「Good morning」などの初期のナンバーから未発表の新曲まで、新旧の楽曲を織り交ぜたセットリストを展開。イントロが鳴るたびに、会場には大きな歓声が沸いた。「ORION」では観客とメンバーによる合唱が自然と起こり、「PB」では又吉“SEGUN”優也（B）の煽りとヒートアップする演奏に応えたオーディエンスが、思い思いに体を揺らしてフロアに熱狂の渦を作りだした。

MCでは芹澤“REMI”優真（Key）が「こうして地元からツアーを始めてみたわけですが、みなさんどんな感じですか？」と挨拶。宮原“TOYIN”良太（Dr）は先月1stアルバムを発表したスペアザのアコースティック版・SPECIAL OTHERS ACOUSTICが日本テレビ系「スッキリ!!」に出演したことを引き合いに出し「『スッキリ!!』に出てない方のバンドなのに、こんなに集まってくれてありがとう。我々も『スッキリ!!』に出られるようにがんばります！」とファンに感謝して会場の笑いを誘った。

これから始まるツアーについては、芹澤が「最長最大のツアーということで、各地のおいしいものが食べられるうれしさで胸が弾んじゃって」と笑顔を見せ、宮原は「我々、心して行くつもりです」と意気込む。又吉は「みんな、旅行がてら各地に遊びに来て全然いいんだよ！」とオーディエンスに呼びかけた。ツアーはこの横浜公演からファイナル公演となる2015年2月14日の沖縄・桜坂セントラルまで続いていく。ライブのセットリストは会場ごとに変わるとのことなので、足を運ぶファンはどのようなステージが展開されるか楽しみにしておこう。

なお11月24日からはSPECIAL OTHERS ACOUSTICの全国ツアー「SPECIAL OTHERS ACOUSTIC “アコースティック8都市ツアー 2014-2015”」もスタートする。