TAMTAM、新モード印象付けた新曲連発のツアー最終日

2014年4月7日 22:33 86 6 音楽ナタリー編集部

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TAMTAMが昨日4月6日に東京・下北沢SHELTERにて、東名阪ツアー「TAMTAM I DUB YOU TOUR2014」の最終公演を開催した。

「TAMTAM I DUB YOU TOUR2014」下北沢SHELTER公演の様子。（Photo by HayachiN）

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4月23日にメジャーデビューを控える中で行われた今回のツアーでは、各地で個性的なゲストとの競演が実現。東京公演にはTHE OTOGIBANASHI'Sが参加し、3MCならではの掛け合いや、フリースタイルを織り交ぜながらのパフォーマンスでフロアを揺らした。

その後、満員の観客が待ち構える中、TAMTAMの出番に。スティックカウントから「Hero」が始まり、会場内はたちまち重いグルーヴに支配されていく。リバーブがかかったkuro（Vo, Tp）の歌声はときに艶かしく、ときに哀切たっぷりに響き、オーディエンスの耳を魅了した。またkuroは演奏の合間にメンバーを代表して「こんばんはTAMTAMです。会いたかったです」「ずっと地下にこもって、曲をいっぱい作ってました。だから今日は楽しませてね」と笑顔で挨拶し、ライブを十分に楽しんでいることをアピールした。

前半は既発曲が中心だったが、MCを挟んで始まったブロックではメジャーデビュー作「For Bored Dancers」の収録曲や未発表曲が惜しみなくプレイされ、“最新のTAMTAMサウンド”がオーディエンスに届けられる。強いリバーブをかけたベースがディープな世界を描き出す「シューゲイズ」、曲の展開とともに高揚感が増していくナンバーなど異なるタイプの楽曲が披露された。そしてそのタイトル通りライブの山場を飾った新曲「クライマクス」では、爽快でエモーショナルなアンサンブルが奏でられた。

なおアンコールでkuroは改めてメジャーデビューを観客に報告し、6月下旬より「For Bored Dancers」を携えて再びツアーを回ることをアナウンス。新たな展開を予告して、デビュー前最後のツアーに幕を下ろした。