たんこぶちん、地元での卒業ライブに“あの2人”が華添える

2014年3月3日 18:58 305 5 音楽ナタリー編集部

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たんこぶちんが「たんこぶちんLIVE！～思い出いっぱいありがとう☆また話そうね～」を3月1日に佐賀・唐津市ふるさと会館アルピノで行った。

たんこぶちんとは？

2007年、MADOKA（G, Vo）、YURI（G）、CHIHARU（Key）、NODOKA（B）、HONOKA（Dr）らが佐賀県唐津市で結成したガールズバンド。九州を中心にライブ活動を行うかたわら、ヤマハ主催「Music Revolution」など、さまざまな音楽コンテストで各賞を受賞する。2008年には唐津と姉妹都市提携を結んでいる韓国・麗水市との交流イベント「麗水市国際青年祝祭」や、2013年には「ARABAKI ROCK FEST.13」、「ROCK IN JAPAN FES.2013」にも登場。さらに2008年放送の「M PRESENTS 全力！Tunes」（日本テレビ系）や、2012年の「AKBINGO! サマースペシャル ! 全力バンド選手権」（同）に出演し、MADOKAがGoogleのCMキャラクターに選ばれるなど各方面にその名を轟かせ、2013年7月「ドレミFUN LIFE」でメジャーデビュー。2014年1月には初のフルアルバム「TANCOBUCHIN」を発表する。以降もリリースを重ね、2015年1月に2ndアルバム「「TANCOBUCHIN vol.2」、8月に3rdアルバム「TANCOBUCHIN vol.3」、2016年2月に「TANCOBUCHIN vol.4」をそれぞれ発売。2017年2月にはMADOKAの映画初出演作となる「二度めの夏、二度と会えない君」の劇中歌を表題曲に据えたシングル「遠距離恋愛爆撃ミサイル」を発表する。さらに同作の劇中歌集「二度めの夏、二度と会えない君 feat.Primember」を8月にリリースした。

ファンとともに記念撮影をするたんこぶちん。

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「たんこぶちんLIVE！～思い出いっぱいありがとう☆また話そうね～」の様子。

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MADOKA（Vo, G）

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たんこぶちんの5人はいずれも同日に高校を卒業。今回のライブは卒業式を終えたばかりの彼女たちがその足で会場に向かい、地元の同級生やファンを前に演奏を披露する、まさに卒業記念ライブといった趣のものとなった。

デビューシングル「ドレミFUN LIFE」でライブをスタートさせた5人は「We Gonna ROCK」「走れメロディー」とアップリフティングなナンバーを中心にセットリストを構成。しかしMCでは一転、MADOKA（Vo, G）が「デビュー当初なかなか学校へ行けず、そんな自分が嫌われているんじゃないかと思った日もあった。でも陰で友達が支えて応援してくれていたことを知ってとても心強く思いました。卒業してもこの想いを胸に頑張っていこうと思っています！」と涙ながらに語りだす。そして「また少しだけ成長してみんなに会いたいです！」との彼女の言葉とともに、メンバー自らが卒業と門出をイメージして制作した「そんなに遠くない未来に」をプレイしてライブ本編を締めくくった。

アンコールのステージに登場したバンドは、初夏公開予定の映画「ハイキック・エンジェルス」の主題歌を担当することを発表。その楽曲、TOM☆CATの1987年の楽曲のカバーバージョン「TOUGH BOY（～TOUGH GIRL）」を演奏して卒業記念ライブは大団円を迎えた。

かと思いきやプレイ直後、メンバーと会場に集まった同級生たちに向けて、たんこぶちんメンバーが中学時代に出演していたテレビ番組のMCだったオリエンタルラジオからのお祝いコメントが流れ出す。このサプライズ企画に客席はもちろん、ステージからも歓声が巻き起こったところで、彼女たちの高校生としての最後のライブは本当に幕を閉じた。