「高畑勲展」パパンダに飛びつけるフォトスポット展開、岩井俊二はサポーター就任

展覧会「高畑勲展 ー日本のアニメーションを作った男。」のスペシャルサポーターに映画監督の岩井俊二が就任決定。あわせて会場内のフォトスポット、限定オリジナルグッズの一部、コラボカフェ「喫茶 高畑勲展」のメニューの詳細が発表された。

「アルプスの少女ハイジ」「赤毛のアン」といったテレビアニメや、スタジオジブリで手がけた「火垂るの墓」「平成狸合戦ぽんぽこ」「かぐや姫の物語」などの作品で知られる高畑勲。本展覧会はその生誕90年と太平洋戦争の終わりから80年が経過することを受けて開催される。

高畑の遠縁の親戚である岩井は、その関係を「大学卒業時に直接お会いする機会を得て、なかなかに手加減のないご指導を賜りました。以来人生の折々でメッセージを頂いたり、お話を伺う機会を得たり、学び多き時間を頂きました」と説明。今回の就任にあたって「知るほどに深みを増す高畑さんの世界、その魅力を次世代の方々にも是非知って頂きたく、今回の展覧会ではスペシャルサポーターとして、微力ながら尽力させて頂ければと思っております」と語っている。

フォトスポットは高畑が演出を担った「パンダコパンダ」をモチーフに、大きなパパンダの体にパンちゃんが飛びつくシーンを再現できる場所に。来場者は天井に設置されたカメラが撮影したデータを持って帰ることもできるという。併設のグッズショップでは、展覧会オリジナル商品を多数展開。このたび「平成狸合戦ぽんぽこ」に登場した正吉のぬいぐるみキーホルダーが販売されることがわかった。

「喫茶 高畑勲展」では作品にインスパイアされたメニューを提供。パパンダの顔を前面に打ち出した甘口の「パパンダカレー」、「平成狸合戦ぽんぽこ」に由来する「俺達の好きなバーガー」、「アルプスの少女ハイジ」の山小屋での食事を連想させる「山の上のランチセット」、「おもひでぽろぽろ」に印象的に登場したパイナップルを使った「あの子にも教えてあげたい 甘いパイナップルソーダ」などが用意された。

「高畑勲展 ー日本のアニメーションを作った男。」は、6月27日から9月15日まで東京・麻布台ヒルズ ギャラリーで開催される。

岩井俊二 コメント

僕は高畑勲さんの遠縁の親戚だったということもあり、大学卒業時に直接お会いする機会を得て、なかなかに手加減のないご指導を賜りました。以来人生の折々でメッセージを頂いたり、お話を伺う機会を得たり、学び多き時間を頂きました。知るほどに深みを増す高畑さんの世界、その魅力を次世代の方々にも是非知って頂きたく、今回の展覧会ではスペシャルサポーターとして、微力ながら尽力させて頂ければと思っております。

高畑勲展 ー日本のアニメーションを作った男。

2025年6月27日（金）～9月15日（月・祝）東京都 麻布台ヒルズ ギャラリー
開館時間：10:00～20:00
最終入館：19:30
※6月27日から7月18日の火曜、日曜は10時から17時まで（最終入館は16時30分）

チケット情報

会期前（前売り券）

2025年5月23日（金）11:30～販売
一般：1800円
専門・大学・高校生：1500円
4歳～中学生：1200円
※音声ガイドはプラス700円

会期中（Web / 窓口共通）

一般：2000円
専門・大学・高校生：1700円
4歳～中学生：1400円
※音声ガイドはプラス700円

喫茶 高畑勲展

2025年6月27日（金）～9月15日（月・祝）10:00～21:00 東京都 AZABUDAI HILLS GALLERY CAFE
前期：6月27日（金）～7月31日（木）
後期：8月1日（金）～9月15日（月・祝）