おもひでぽろぽろ
オモヒデポロポロ
製作:1991年(日本) / 配給:東宝=徳間書店=博報堂=日本テレビ
解説 小学5年生の少女・タエ子が主人公の同名コミックをもとに、27歳に成長したタエ子の物語を新たに加えて女性の精神的な自立を描く。1982年の夏、山形の義兄の実家へ向かう、東京のOL・岡島タエ子は、途中16年前の様々な出来事を回想する。山形では25歳の農業青年・トシオが彼女を迎え、田舎ですごす休暇の中で、タエ子はまた昔の思い出を甦らせるのだった。そして田舎での暮らしの中で、トシオとも打ちとけたタエ子は、わだかまる思い出から少しずつ解き放たれる。10日が過ぎて東京へ戻る日、彼女はある決心をする……。回想シーンをソフトなタッチで、1982年のシーンをリアルなタッチで描き、それぞれの時代のリアリティを描出しようとした手法は新鮮。すぐれた“日本映画”となっただけでなく、アニメの表現として異色のリアリズムを感じさせる女性の青春ドラマだ。
スタッフ |
監督:高畑勲 |
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キャスト |