映画「
本作の舞台は、生放送のド派手な推理クイズ番組「ミステリー・アリーナ」。難攻不落の問題に連続して正解者が現れず、賞金はキャリーオーバーで100億円まで膨れ上がっていた。推理力に自信のある選りすぐりの解答者6人は「嵐の中、孤立した洋館で起きた殺人事件」の犯人を当てる問題に挑む。
強烈なキャラクターで物語をかき回す司会者・樺山桃太郎を演じた唐沢。演技プランについて「原作に書いてあるんで」と素知らぬ顔で言い放つも、「でもやったことのない役。非常にひどい男で、最後まで救いようがない。そういう役をオファーしてもらえるのはうれしいです」と楽しんで演じたことを明かす。ティアドロップのサングラスにアフロヘアという樺山像を決定付けたのは、唐沢自身の提案だったという。堤は「この映画自体をどう撮るか悩んでいたけど、衣装合わせで『これアフロでいいんじゃない?』と唐沢さんが言ってくれて、すべてが見えた」と感謝。唐沢は「とことんやろうと思ったので」と口にした。
樺山に翻弄される天才少女・一子を演じた芦田は「脚本以上の樺山さんがいらっしゃって圧倒される毎日」と現場を回想。「その圧に負けないように返していかなければならない」と全力でぶつかったという。また、一子だけに見える存在・サンゴ役の三浦は「芦田さんは、私がいる状態・いない状態で同じ芝居を2回やらなきゃいけないのですが、さすがでした」と絶賛し、「バディとして頼もしい」と信頼をのぞかせる。
さらに芦田は見どころとして、樺山とトリンドル演じるモンテレオーネ怜華のダンスシーンを挙げ、「脚本にはなかったシーン。冒頭から作品の世界に誘われます」とアピール。トリンドルは「ダンスがあるのを知らなくて、しかも簡単ではなかったのでギョッとしました」と振り返り、「唐沢さんに『余裕だよ』と言われて……練習初日から完璧すぎてびっくりしました」とその実力に舌を巻いた。
解答者キャスト陣もそれぞれの苦労を語る。奥野は「大先輩に囲まれての長ゼリフに緊張した」と回想し、野間口も「過去何本かの指に入るほどの長ゼリフ」と苦戦したことを告白。玉山は、自身の役作りについて「自己肯定感が強すぎてイラッとさせるキャラクターで行こうと。いろんな雑誌を見て『これだ!』と決めた登場シーンのポーズに注目してほしい。必ずイラッとすると思います(笑)」と伝えた。また浅野は「どこもかしこも見どころ満載ですが、一番の注目はやはり唐沢さんのダンスですかね」と太鼓判を押した。
イベント終盤には原作者の深水黎一郎も登壇し、唐沢に花束を贈呈した。「最初に映像化のお話をいただいたときは、正気か?と思いました(笑)。言葉で表現するトリックが多いので、どうするんだろうって」と振り返りつつ、「好きなようにやってくださいと伝えました」と制作陣に全幅の信頼を寄せていたことを明かす。「この作品のテーマは“多重解決”。だからこそ小説と映画が違っていてもいい。その結果、見事に映画の形に落とし込んでいただき感謝しています」とたたえた。また樺山というキャラクターについて「原作では軽薄な司会者が、だんだんと本性を表していく。でも映画は最初からフルスロットル。この役を演じられるのは唐沢さんしかいなかったと思います」と称賛すると、唐沢は「僕以外でもできると思います(笑)」とはにかみながら笑みをこぼした。
「ミステリー・アリーナ」は5月22日に全国で公開。
映画「ミステリー・アリーナ」60秒予告
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映画ナタリー @eiga_natalie
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