ゴジラ70周年記念作品「
本作の舞台は、すべてを失った戦後日本。そこへ追い打ちをかけるようにゴジラが現れるさまが描かれる。神木が戦争から生還するも両親を失った敷島浩一、浜辺が焼け野原を単身で強く生き、戦争帰りの敷島と出会う大石典子を演じた。
キャストと山崎は「ゴジラ-1.0」のロゴ入りの車に乗って登場。そして全長50.1mのレッドカーペットをゆっくり歩きながら報道陣の取材に応じたあと、ファンとの交流を楽しんだ。
最初にマイクを握った神木は「どこを見てもゴジラづくし! 立ち向かったことがある相手として見慣れた存在でもあるので、安心しながらこの場に立てています」と気持ちを言葉にしていく。浜辺は「こんなに長いカーペットを歩く機会はないですよね。気持ちがふわふわして、アクセサリーを落としちゃいました」と笑った。なお車から降りる際、神木がエスコートをする予定だったが、浜辺は1人でさっと降車してしまったそう。「あとで怒られるのは僕!」と冗談交じりに嘆く神木に、浜辺は「降りやすい車でした(笑)」と声を掛けた。
子役時代の神木と共演経験がある吉岡は「(小学校)4年生だったんですよ。ほんとにしっかりしたなあ!」と神木の肩をたたき、成長ぶりに目尻を下げた。安藤は「ゴジラに見守られながら歩くのは、なんとおしゃれなことでしょう」と、山田は「大ベテランのゴジラさんのおかげで、この場に立てている」とレッドカーペットイベントへの参加を喜ぶ。
封切りに先駆けて本編を観た感想を問われ、神木は「これが“絶望”って言うんだ、と感じるような作品です。目に見える絶望って、なかなかないですよね。音響もVFXもこだわり抜かれていて、皆様に楽しんでいただけると思います」と答える。撮影中は自身の中で“ゴジラ”を育て、想像しながら演じていた浜辺は「スクリーンに映るゴジラを見て『やっと会えた』という気持ちがしました」としみじみ。佐々木は「ゴジラの世界に行けるのがうれしくて! とにかく楽しみで、監督には衣装合わせのときに『今すぐ映画を観たいです』と言いました(笑)」と、青木は「ゴジラは子供の頃からおもちゃとして遊んでいた存在だし、僕にとってのヒーロー。共演できたのは役者冥利に尽きます」とゴジラへの愛をアピールした。
山崎は、埼玉・西武園ゆうえんちのアトラクション「ゴジラ・ザ・ライド 大怪獣頂上決戦」の制作を経て、本作で初めてゴジラ映画を手がけた。彼は「こんなに派手なイベントでゴジラを紹介できるのがうれしい」と声を弾ませ、「このメンバーだったから、ゴジラがちゃんと映画の中に存在できたと思います」とキャストたちに感謝の思いを伝えた。
最後に神木は「ついにこのときが来た」と映画の封切りを控えた心境を述べる。さらに「純粋に楽しんでいただけたらうれしいです」と集まった人々にメッセージを送り、イベントを締めた。
「ゴジラ-1.0」は、11月3日より全国でロードショー。
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