“世界で一番楽しい”ゆうばり映画祭が閉幕、映画人たちがひと時の交流に花咲かす

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“世界で一番楽しい映画祭”を謳うゆうばり国際ファンタスティック映画祭2018が本日3月19日に閉幕した。

オフシアター・コンペティション部門で審査員特別賞を獲得した鳴瀬聖人(中央左)を羽交い締めにする瀬々敬久(中央右)、辻凪子(右)。

オフシアター・コンペティション部門で審査員特別賞を獲得した鳴瀬聖人(中央左)を羽交い締めにする瀬々敬久(中央右)、辻凪子(右)。

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左から瀬々敬久、入江悠。

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左から瀬々敬久、鳴瀬聖人、瀧内公美、西口洸。

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北海道・合宿の宿ひまわりで行われた“さよならビュッフェ”には、瀬々敬久入江悠瀧内公美大森立嗣ら審査員の面々をはじめ、オフシアター・コンペティション部門グランプリに輝いた「ED あるいは(君がもたらす予期せぬ勃起)」の西口洸、「温泉しかばね芸者」で審査員特別賞を獲得した鳴瀬聖人、インターナショナル・ショートフィルム・コンペティション部門グランプリ「ぱん。」の監督で、女優としても活動する辻凪子ら多くの映画人が出席した。

審査委員長の瀬々敬久(中央右)の胸ぐらをつかむ鳴瀬聖人(左)と辻凪子(右)。

審査委員長の瀬々敬久(中央右)の胸ぐらをつかむ鳴瀬聖人(左)と辻凪子(右)。[拡大]

小林勇貴

小林勇貴[拡大]

地元のボランティアスタッフが振る舞う鮭汁で温まりながら、酒を片手にひと時の交流を楽しむ参加者たち。中でも周囲を沸かせたのは、鳴瀬が審査員特別賞を不服とし審査委員長である瀬々の胸ぐらをつかんだ一幕だ。審査員と出品者たちは立場を超え、1人の映画人として冗談交じりのやり取りに花を咲かせた。そのほか最新作「スティルライフオブメモリーズ」を出品した矢崎仁司、2016年に「孤高の遠吠」でオフシアター・コンペティション部門のグランプリを獲得した小林勇貴、本年度から始まったゆうばり叛逆映画祭2018の実行委員・西村喜廣らも姿を見せた。

「カメラを止めるな!」 (c)ENBUゼミナール

「カメラを止めるな!」 (c)ENBUゼミナール[拡大]

ゆうばりファンタランド大賞(観客賞)グランプリを獲得した「カメラを止めるな!」のスタッフ、キャストたち。

ゆうばりファンタランド大賞(観客賞)グランプリを獲得した「カメラを止めるな!」のスタッフ、キャストたち。[拡大]

さよならビュッフェではすべての上映作を対象に、観客の投票によって選ばれるゆうばりファンタランド大賞が発表された。長編デビュー作「カメラを止めるな!」でグランプリに輝いた上田慎一郎は、予約していたバスをキャンセルし急遽来場。「突然のことで驚いています。僕は観てくれた方を絶対に楽しませるぞ、笑わせるぞ、と思って映画を作っているので、賞をいただけてうれしいです」と喜びをあらわにした。なお「カメラを止めるな!」は6月23日より東京・新宿K's cinema、池袋シネマ・ロサにて公開される。

黄色いハンカチを振りながらゲストを見送る地元住民。

黄色いハンカチを振りながらゲストを見送る地元住民。[拡大]

スクリーン数が4つから3つに減少し縮小傾向にあることを危ぶまれた同映画祭だったが、昨年の1万2516人を上回る1万2522人の動員を記録。札幌でのサテライト会場設置など新しい試みも行われた。プロデューサーの深津修一は3月18日に行われた囲み取材にて「作品のレベルは年々上がっています。ゆうばりの特色は“出会いの場”であること。この映画祭をなんとか守り続けて行きたい」と語った。

ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2019は、2019年3月に開催予定。

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♡初咲里奈(うさきりな)♡ @rina_usaki

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