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もし世界が終わるなら?「予兆 散歩する侵略者」黒沢清や夏帆が想像巡らす

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「予兆 散歩する侵略者 劇場版」初日舞台挨拶の様子。

「予兆 散歩する侵略者 劇場版」初日舞台挨拶の様子。

予兆 散歩する侵略者 劇場版」の初日舞台挨拶が本日11月11日に東京・新宿ピカデリーで行われ、キャストの夏帆染谷将太東出昌大、監督の黒沢清が出席した。

「予兆 散歩する侵略者 劇場版」は、前川知大率いる劇団イキウメの同名演劇をもとにした映画「散歩する侵略者」のスピンオフドラマ全5話を、約140分の劇場版として再編集したもの。主人公の山際悦子を夏帆、夫の辰雄を染谷、辰雄が勤める病院の新任外科医・真壁司郎を東出が演じている。

約2カ月前に同劇場で「散歩する侵略者」の初日舞台挨拶を行ったという黒沢。再び壇上に立ったことの喜びを噛みしめながら「映画というのは、すごい俳優が3人いればできあがってしまうことを実感しました」とキャスト陣に賛辞を贈り、「面白いものを作ろうという、ごくシンプルな考えで制作した映画ですが、面白さを言葉にしづらい作品でもあると思います。ただ『3人の俳優がとにかくすげーよ』とは感じるのではないでしょうか」と同作について説明する。

撮影中の思い出を聞かれた染谷が「東出くんを思いっきりシャベルで引っ叩くのが面白かったです」と明かすと、東出と夏帆は声を出して笑う。ステージ上では楽しそうにトークを展開するが、撮影現場ではあまり話す機会がなかったという3人。染谷が「みんなマイペースなんです。東出くんはよく(現場を)うろうろしてたよね」と振り返ると、東出は「僕はうろうろしがちなんです(笑)」と語る。そして染谷が「僕はずっとコーヒーを飲んでました」と、夏帆が「私はずっと座ってました」と回想すると、黒沢は「皆さんがそうしている間に僕は一生懸命働いていたわけですけど……」とつぶやき、観客の笑いを誘った。

イベントの終盤では、「もうすぐ世界が終わるとしたらどうする?」という質問に対し登壇者たちが回答。夏帆は「奇行に走るわけにもいかないですよね。何事もなく過ごすかな」と、東出は「『何しよっかなー』と思ってる間に終わっちゃいそうですね」とマイペースぶりが表れた意見を述べる。また黒沢は「人類の歴史、地球の歴史が終わる瞬間に立ち会えるというのは幸運なことですよね」とポジティブに語り、その瞬間をカメラに収めるかどうか問われると「うーん、微妙かな(笑)。でもその映像を人類じゃない何かが観ることになると思うと……」と想像を膨らませた。

(c)2017「散歩する侵略者」スピンオフ プロジェクト パートナーズ

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