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黒沢清「散歩する侵略者」スピンオフドラマの劇場版が公開決定

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黒沢清が監督を務めた「予兆 散歩する侵略者 劇場版」が公開決定。あわせて予告編がYouTubeで解禁された。

本作は、前川知大率いる劇団イキウメの同名演劇をもとにした映画「散歩する侵略者」のスピンオフドラマ全5話を、約140分の劇場版として再編集したもの。主人公の山際悦子を夏帆、夫の辰雄を染谷将太、辰雄が勤める病院の新任外科医・真壁司郎を東出昌大が演じた。劇場公開にあたり、音響をドルビーデジタル5.1chサラウンドにアップグレード。映像の細部にも変更が加えられている。

公開決定に際し、黒沢は「壮大で身の毛のよだつ出来事が、可能な限りリアルに描写されています。ただし、これはあくまで映画です。ここで描かれていることが現実化しないことを望みます」とコメント。黒沢とともに脚本を共同執筆した高橋洋は「黒沢監督と組むのは久々だけど、二人が出会えば、怖い映画を作ろうってことになるのです。ただ怖いことが起こる映画じゃないんです。二人が目指しているのは、観客が見てゆくうちに、え、これヤバい……って気づくような怖さです」と、「蛇の道」以来となる黒沢との共同作業を振り返った。

「予兆 散歩する侵略者 劇場版」は11月11日より東京・新宿ピカデリー、大阪・なんばパークスシネマ、愛知・ミッドランドスクエア シネマ、北海道・札幌シネマフロンティアで公開。なお長澤まさみ、松田龍平が出演した「散歩する侵略者」は全国の劇場で上映中。

※記事初出時、劇場情報に一部誤りがありました。訂正致します。

黒沢清 コメント

ほぼ三人だけのキャストで、侵略の予兆というテーマに挑みました。ごく身近な人間が、家庭や職場が、世界全体がゆっくりと確実に変貌していきます。やがて誰もいなくなった街の中で、夏帆さん演じる主人公は何と直面し、どのような決意を持って先に進んでいくのでしょうか。壮大で身の毛のよだつ出来事が、可能な限りリアルに描写されています。ただし、これはあくまで映画です。ここで描かれていることが現実化しないことを望みます。

高橋洋 コメント

黒沢監督と組むのは久々だけど、二人が出会えば、怖い映画を作ろうってことになるのです。ただ怖いことが起こる映画じゃないんです。二人が目指しているのは、観客が見てゆくうちに、え、これヤバい……って気づくような怖さです。前川さんの原作には「ボディ・スナッチャー」の“替え玉妄想”に匹敵するようなヤバいアイデアがありました。だから「侵略SF恐怖映画」が生まれるのは必然なんです。

(c)2017「散歩する侵略者」スピンオフ プロジェクト パートナーズ

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