齊藤工がイケメンになる方法を子供に伝授、大分で移動映画イベント開催

俳優の斎藤工が齊藤工名義でプロデュースする移動映画館プロジェクトの第3弾「cinema bird in OITA」が、5月14日、15日に大分・明尊寺で行われた。

このプロジェクトは、映画館のない地域に映画を届けるために齊藤が発案したもの。2014年の宮城、2015年の福島に続いて今回が3回目の開催となった。

寺の中にスクリーンを設営し座布団を敷いて作られた即席の映画館では、斎藤がナレーションを務めた「小さな世界はワンダーランド」を筆頭に、新垣結衣の主演作「くちびるに歌を」、フランスのヒューマンドラマ「エール！」が上映された。さらに鉄拳が手がけた映像の上映や、永野によるお笑いライブ、ミュージシャンMOGMOSと古賀小由実のミニライブも行われるなど、盛りだくさんの内容に。齊藤は「もともと映画、お笑い、音楽が楽しめるフェスのようなイベントにしたいと思っていたが、同じ空間を共有共感する中で境界線を越えたと思う瞬間があった。みんながこのお寺の前を通りかかったときに何かを思い出すようなイベントになってほしい」と語る。

続いて斎藤の出演作「無伴奏」が上映中の別府ブルーバード劇場で、齊藤、監督の矢崎仁司ら登壇のトークイベントが開催。矢崎は「映画館で映画を観る体験をしてほしいというのはとても素晴らしい。映画館で映画を観ることはスクリーンが鏡になって自分自身のことを感じる時間になると思う」とcinema birdの企画に賛同する。また由布院小学校の体育館で行われたトークショーは、集まった子供たちに「イケメンになる方法は？」と聞かれた齊藤が「恋をすること」と答えたほか、ドラマの決めゼリフをリクエストされるなど大盛り上がり。

最後に齊藤は「皆さんの元気な姿を見て、何かを届けるなんておこがましい、むしろ皆さんと何かを一緒にできるようになりたいと思いました。今日会えたという点を線にしていきたいです。言葉だけでなく行動で示せるように必ずします。今日のことは忘れません」と集まった人々にメッセージを送り、イベントを締めた。