映画ナタリー - 最新映画ニュースを日々配信

斎藤工は“楽器を忘れた南米のミュージシャン”?藤山直美が独特な例えを披露

191

「団地」完成報告会見の様子。

「団地」完成報告会見の様子。

本日5月26日、「団地」の完成報告会見が東京・イイノホールにて行われ、監督の阪本順治、キャストの藤山直美岸部一徳斎藤工大楠道代石橋蓮司が出席した。

2000年発表の「顔」以来、約16年ぶりのタッグとなる阪本と藤山。阪本は「藤山さんのスケジュールが空いているのを保健所の人に聞きまして(笑)。脚本を渡したときに『何これ!?』と不審がられるようなものにしたいと思っていたらこういう作品になりました」と冗談を交えながらコメント。一方の藤山が、脚本を読んだときの気持ちを「(阪本は)ちょっとヤバイかな、いいお医者さんを紹介しないとって思いました」と率直に述べると、その言葉に大楠と石橋は大きくうなずいた。

斎藤は「さっき僕の服装を見た藤山さんが『打楽器を忘れた南米のミュージシャンみたいだね』とおっしゃって。いつもいじっていただけてうれしいです」とにっこり。そして「藤山さんは僕の下の名前をカタカナだと思っていたらしく、“サイトウ・エ”って呼ばれて」と暴露して笑いを誘うと、藤山は「年がいきますと(顔)写真と名前が一致しません! 監督に『この“サイトウ・エ”って誰?』と聞いたんです。なんや、よう出てはる人やん!とあとからわかって」と弁解。続けざまに藤山は「(斎藤は)なんかのナンバーワンなんでしょ?」と冷やかし、それに岸部が「抱かれたい男」とぼそっと付け加えて斎藤を照れさせる。

本作で夫婦を演じた感想を聞かれると、岸部は「(藤山と)実生活で結婚していてもおかしくなかったんじゃないかな?と思いながら一緒に演じていましたね」と答え、藤山も「(岸部は)19歳の頃からずっと見てくれていてはりますので、安心して生きられるなという感じです。40年近く縁が続いているってすごいですよね」と話すなど互いに信頼し合っている様子。そんな2人を、大楠は「食事シーンの撮影では、ごはんを食べたりお味噌汁を飲むタイミングがぴったりなんです!」と、石橋は「試写を観てすぐ、一徳に『直美ちゃんに伝えてくれ。素晴らしい夫婦だった!』と言いました」と絶賛した。

終盤には、阪本が藤山を「次は16年後にもう1回やりましょう!」と誘う場面も。藤山が笑顔を見せると、阪本は「お互い74歳くらい? 岸部さんと石橋さんはいないかな……」と続けて報道陣を笑わせた。さらに藤山に「たまには“エ”もしゃべらなあかんて!」と背中を押された斎藤が「“エ”がしゃべります!」と力強く宣言して「『団地』はSF映画でもあるんですけど、監督がさっき『阪本のSと藤山のFでSFだ』と言っていました」と明かすなど、和やかな雰囲気の中会見は終了した。

「団地」は、団地住まいの主婦に浮上した夫の殺害疑惑に近隣住民や警察、マスコミなどが翻弄されるさまを描く人情劇。6月4日より東京・有楽町スバル座、新宿シネマカリテほか全国で順次ロードショー。

映画ナタリーをフォロー