「
「団地」は、団地住まいの主婦に浮上した夫の殺害疑惑に近隣住民や警察、マスコミなどが翻弄されるさまを描く人情劇。藤山直美が主人公の主婦・ヒナ子を演じ、岸部一徳、大楠道代、石橋蓮司らも出演している。
斎藤は、自らが演じた真城の“ご無沙汰です”を意味するセリフ「五分刈りです」で挨拶。阪本はマイクを握るなり、「トランクスじゃないんだよね?」といきなり斎藤の下着事情を問い詰め笑いを起こす。それに対し斎藤は「ボクサータイプなんですけど、熱がこもるからトランクスのほうがいいらしんですよ。だから寝る時はノーパンかトランクスにしています」と丁寧に答えた。
2人は、斎藤が約10年前に阪本の監督作「この世の外へ/クラブ進駐軍」の打ち上げに参加したときに出会っていたとのこと。その打ち上げを「映画よりも映画的な、(阪本とある映画人の)熱いバトルがあったんです」と振り返る斎藤に、阪本は「ぶっちゃけ大喧嘩があったり、それを止める原田芳雄さんがいたり大楠道代さんがいたりしたってことだよね」と返す。そこで斎藤が瑛太や新井浩文とともに喧嘩を止める側に回ったこと、「警察呼びまーす!」と言う店員を原田芳雄が「警察呼ぶな!」と一喝したこと、大楠が店の厨房からおしぼりを持ってきて阪本を手当したことなどが明らかに。斎藤が「その一連の騒動があったあとに、監督はその相手の方と肩を組んで夜の街に繰り出して行ったんですよね」と言うと、阪本は「でも“ロクヨン”(6対4)で俺のほうが正しかった」と喧嘩相手をほのめかす意味深な発言でまとめた。
斎藤のキャスティング理由は、阪本が彼のブログ“斎藤工務店”を読んだことがきっかけだったという。阪本は「若い俳優さんのデータがなくて、出演作を観るよりもブログで普段どんなことを考えているのか探っていた。斎藤工務店を見たら、彼が原田芳雄さんのことを2度、3度書いてまして。彼の年代であの世代の方々へのリスペクトを語る人はそういないなと思いました」と明かす。また斎藤は、思春期の頃、父親と唯一会話するのが映画に関する話題で、その父親が阪本の「顔」を観て「こういう監督が日本には必要だった」と熱弁していたと打ち明ける。そして「今回僕が阪本組に参加するって聞いて飛び上がって驚いてました。僕もいまだに実感が湧きません」と続けた。
観客から「最近ドキドキしたことは?」という質問が上がると、阪本は「こういう場はドキドキしますよ。僕は大阪人なんですけど、大阪府には人前で話すときには1分に1回面白いことを言わないといけないっていう条例がある(笑)」と答える。さらに「今日も考えてきたんですけどね、“高台家の敷地は広大け?”とか」と、「団地」と同日公開だった斎藤の出演作「高台家の人々」を使ったダジャレを披露。斎藤は、「『高台家の人々』のプロデューサー陣も『団地』を観たらしく、『準備万端バルタン星人』っていうセリフが流行っています。作品の垣根を越えて(笑)」とコメントした。
最後に阪本が「人を誘いたくなる映画であれば、近所、親戚、見知らぬ人にお声がけください」と観客へアピールし、イベントは終了した。
「団地」は全国で上映中。
関連記事
阪本順治の映画作品
関連商品
リンク
- 「団地」公式サイト
※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。
とあるデリのマネージャー(倶楽部フローラ) @recruit13flora
ご安心下さい。ちゃんとした信頼関係を築いていきたいので、最初から本当のことを書きました。
優良店をお探しなら
お店掲載ページはコチラ
https://t.co/0WVUiM19kY
https://t.co/Q5SbQgZq4t