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第16回東京フィルメックスの全ラインナップ決定、園子温「ひそひそ星」で開幕

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監督作「ひそひそ星」が、第16回東京フィルメックスのオープニング作品に選ばれた園子温。

監督作「ひそひそ星」が、第16回東京フィルメックスのオープニング作品に選ばれた園子温。

11月21日に開幕する第16回東京フィルメックスの全ラインナップ発表記者会見が、本日10月7日、東京のアンスティチュ・フランセ東京にて行われた。

まずは、同映画祭ディレクターの林加奈子、プログラムディレクターの市山尚三により招待作品が紹介される。コンペティション部門に挙げられた作品について、林は「映画の未来を担う素晴らしい10本がそろいました」とコメント。日本からは「東京プレイボーイクラブ」で監督を務めた奥田庸介の3年ぶりとなる新作「クズとブスとゲス」が出品されるほか、カザフスタン、スリランカ、ネパールなど国際色豊かな作品が並んでいる。また、同部門の審査委員長に釜山国際映画祭ディレクターのイ・ヨンガン、審査員に女優・監督・プロデューサーとして活躍する台湾出身の女優シルヴィア・チャン、「害虫」「カナリア」などを監督した塩田明彦らが迎えられることも発表された。

特別招待作品の発表へ移ると、オープニング作品に決定した「ひそひそ星」監督・脚本の園子温が登壇。自身で設立したプロダクション制作による同作は、9月に行われた第40回トロント国際映画祭で優秀なアジア映画に贈られるNETPAC賞に輝いた。園は、SF映画という体裁だが設定は現代であると前置きし、福島県の仮設住宅で生活している人たちに出演してもらい、無人区域を舞台とした作品に仕上げたと説明。同映画祭で上映されることに関しては「大きな劇場で観ていただけるという素晴らしい一歩を踏み出せ、名誉で幸福な出発だと思っております」と謙虚に語った。

そのほかの特別招待作品には、ツァイ・ミンリャンリー・カンションの対話を記録した「あの日の午後」、審査員のシルヴィア・チャン監督作「念念」、ジョニー・トー監督作「華麗上班族」や、クロージング作品としてジャ・ジャンクーの監督最新作「山河故人(原題)」が選ばれている。

さらに映画祭期間中は、ホウ・シャオシェン、ツァイ・ミンリャン、ピエール・エテックスの特集上映も実施されることに。ツァイ・ミンリャンとリー・カンションをはじめ、多彩なゲストによるトークイベントやQ&Aも行われる予定だ。前売りチケットは11月3日よりticket boardにて発売開始。詳細は東京フィルメックス公式サイトで確認を。

第16回東京フィルメックス

2015年11月21日(土)~29日(日)

コンペティション部門

「わたしの坊や」(カザフスタン)
「白い光の闇」(スリランカ)
「黒い雌鶏」(ネパール、フランス、ドイツ)
「消失点」(タイ)
「人質交換」(フィリピン)
「酔生夢死」(台湾)
「タルロ」(中国)
「ベヒモス」(中国)
「コインロッカーの女」(韓国)
「クズとブスとゲス」(日本)

特別招待作品

「ひそひそ星」(日本 / オープニング作品)
「山河故人(原題)」(中国、日本、フランス / クロージング作品)
「タクシー」(イラン)
「念念」(台湾、香港)
「最愛の子」(中国、香港)
「華麗上班族」(中国、香港)
「約束」「昼も夜も」(日本)
「あの日の午後」(台湾)

特集上映:ホウ・シャオシェン

<上映作品>
「風櫃の少年」
悲情城市
戯夢人生

特集上映:ツァイ・ミンリャン

<上映作品>
ふたつの時、ふたりの時間
「無色」
「行者」
「無無眠」ほか

特集上映:ピエール・エテックス

<上映作品>
「大恋愛」
「ヨーヨー」

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