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第16回東京フィルメックス、最優秀作品賞は中国・ペマツェテンの「タルロ」

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ペマツェテン

ペマツェテン

本日11月28日、第16回東京フィルメックスの授賞式が東京・有楽町朝日ホールにて行われた。

まず観客賞に選ばれたのは、香港のピーター・チャン監督作「最愛の子」。すでに帰国していたチャンのコメントを、配給元であるハピネットの鈴木俊輔氏が「今日は私の誕生日ということでとてもタイムリーな受賞です。この賞と、日本を再び訪れるきっかけを与えてくれた東京フィルメックスに感謝します」と代読した。

続いて発表された学生審査委員賞は中国のペマツェテン監督作「タルロ」で、ペマツェテンは「学生審査委員賞をいただけたということは、日本の若い人がこの映画を評価してくれたということ。授賞理由を先ほど楽屋で訳してもらったのですが、とても細かく映画をご覧になっていただけたと思っています」と述べる。

ここで、審査委員長のイ・ヨンガンから2本のスペシャル・メンションが発表。日本の奥田庸介監督作「クズとブスとゲス」、スリランカのヴィムクティ・ジャヤスンダラ監督作「白い光の闇」が選ばれた。奥田は「スペシャル・メンションってなんだろうと思って、さっき学生審査員に『メンション』という言葉を調べてもらったら、“ちょっと触れる”っていう意味で……。特別にちょっと触れていただきありがとうございました!」とコメントして笑いを誘った。

審査員の塩田明彦が発表した審査員特別賞を受賞したのは、中国のチャオ・リャン監督作「ベヒモス」。チャオ・リャンは「この賞状を持って明日北京に帰ります。北京は寒いですけど、この賞状をいただけたことで温かい気持ちで帰ることができます」と笑顔を見せる。

そして最優秀作品賞に輝いたのは、ペマツェテンの「タルロ」。学生審査委員賞とのダブル受賞となったペマツェテンは、「東京フィルメックスにはとてもご縁を感じます。2012年に『オールド・ドッグ』で最優秀作品賞をいただきましたけど、今回で2度目の受賞ということで、本当にうれしく思います。フィルメックスは私にとって故郷や家のようなものです」と語った。

イ・ヨンガンは総評にて、「この1週間で10作品を拝見させていただきましたが、素晴らしい作品ばかりでした。すべての作品が旺盛なチャレンジ精神にもとづいて作られていて、こちらも観ている間緊張しました」「それぞれの作品を通して、アジアの未来を見ることができました」と述べた。

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