真夏のスペシャ列伝でtacica、NOVEMBERS、lego激突
2008年8月8日 14:59 1
スペースシャワーTV主催のライブイベント「スペースシャワー列伝~第七十二巻~」が、8月7日に代官山UNITにて開催された。
7月18日にShibuya O-nestで行われた前回から3週間という短いスパンで行われた今回は、
最初に登場したのは、6月に初のミニアルバム「Tuesday and Thursday」を発表したばかりのlego big morl。タイトなリズムとソリッドなギターサウンド、カナタタケヒロ(Vo,G)の真っ直ぐな歌声でファンを魅了した。途中、カナタはMCで「今日を素晴らしい1日にしましょう」と口にすると、エネルギッシュなギタープレイを披露。特にPVも制作された「ワープ」では、フロアがこの日最初のピークを迎え、新人とは思えないほどの盛り上がりを目にすることができた。
続いてステージに現れたのはTHE NOVEMBERS。lego big morlが放っていたキラキラ感から一変し、ダークなオルタナ・ギターロック・サウンドが会場を支配し、ヒンヤリした異様な空気に包まれた。ストレートなバンドサウンドは、徐々にフロアの温度を上げていき、サウンドと相反するような小林祐介(Vo,G)のMCではファンがクスクス笑う一幕も。また、ライブ終盤には小林のギターアンプが故障するトラブルが発生し、ケンゴマツモト(G)が急遽MCで場をつなぐなど、貴重な場面を目にすることができた。その後lego big morlのメンバーからギターアンプを借りて、ライブが再開。「バースデイ」「白痴」を全力で演奏して、ステージを降りた。
この日のトリを務めたのは、現在人気急上昇中のtacica。それまでの2組はツインギターの4人編成バンドだったが、tacicaはシングルギターのトリオ編成という最小メンバーでステージに立ち、他2組にも負けないほど熱いライブを展開した。猪狩翔一(Vo,G)は曲の合間に「楽しい?」とファンに問いかけつつ、次々に叙情的なナンバーを披露。巧みな演奏力と胸に訴えかけるような歌詞&歌声は、会場にいた多くのロックファンを惹きつけていた。バンドは最後に、壮大な世界観を持つ「アースコード」をプレイし、大きな拍手に包まれてライブを終えた。
しかし、フロアからはアンコールを求める拍手が鳴りやまない。これに応えるように、tacicaの3人は再びステージに登場。この日会場に駆けつけてくれたオーディエンスに感謝の気持ちを込め、疾走感あふれる「HERO」をプレゼントした。汗だくになった3人は全力でこの曲を演奏し、約3時間にわたるイベントを締めくくった。
なお、この日の模様は9月8日25:00から、スペースシャワーTVにてオンエアされる。
スペースシャワー列伝~第七十二巻~@代官山UNIT セットリスト
lego big morl
01. dim
02. ユリとカナリヤ
03. dadada
04. moonwalk for a week
05. ワープ
06. テキーラグッバイ
07. Ray
08. nice to
THE NOVEMBERS
01. こわれる
02. Arlequin
03. chernobyl
04. Exit
05. 僕らの悲鳴
06. she lab luck
07. ガムシロップ
08. バースデイ
09. 白痴
tacica
01. Inst
02. 人間1/2
03. コオロギ
04. 黄色いカラス
05. クローバー
06. アシュレー
07. ウソツキズナミダ
08. アースコード
--ENCORE--
09. HERO
リンク
- [ スペースシャワー列伝 ] SPACE SHOWER TV
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音楽ナタリー @natalie_mu
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