スチャ＆ソウルセット、デビュー20周年ベストで友情コラボ

2009年12月11日 15:35 1 音楽ナタリー編集部

2010年に揃ってデビュー20周年を迎えるスチャダラパーとTOKYO No.1 SOUL SETが、2月24日にベストアルバム「THE BEST OF スチャダラパー 1990～2010」「BEST SET」をそれぞれリリース。この2枚のアルバムに、書き下ろしのコラボ楽曲が収録されることが明らかになった。

スチャダラパーとは？

1988年にBose、ANI、SHINCOによって結成されたラップグループ。1990年にアルバム「スチャダラ大作戦」でメジャーデビューし、1994年に発表した小沢健二とのコラボシングル「今夜はブギー・バック」が大ヒットを記録する。デビュー20周年を迎えた2010年にはベストアルバム「THE BEST OF スチャダラパー 1990～2010」をリリース。日本のヒップホップシーンを牽引する存在として多くのアーティストからリスペクトされており、これまでに電気グルーヴ、RIP SLYME、SLY MONGOOSE、ロボ宙、木村カエラ、TOKYO No.1 SOUL SET、EGO-WRAPPIN’らとのコラボレーションも果たしている。最新アルバムは2020年4月リリースの「シン・スチャダラ大作戦」。

TOKYO No.1 SOUL SETとは？

1990年代初頭に結成。川辺ヒロシ(Turntable)、BIKKE(Vo)、渡辺俊美(Vo,G)による、独自のスタイルを持ったヒップホップグループ。インディーズからのリリースを経て、1994年9月にシングル「ロマンティック伝説」でメジャーデビュー。数々の作品を発表した後、2000年頃から数年にわたり活動を休止。2005年に本格的に再始動し、アルバム「OUTSET」発表や「FUJI ROCK FESTIVAL '05」への出演など、精力的な活動でファンを魅了する。近年は川辺が石野卓球とのコラボユニットInk、渡辺のソロユニットであるTHE ZOOT16、BIKKEがボーカルを務めるバンドNathalie Wiseと、それぞれが別名義でも活動している。

スチャダラパーは11月25日にDVD「スチャダラパーの悪夢」をリリースしたばかり。このDVDにはライブ映像とともに、波乱の「ツアー完全密着ドキュメント」が収められている。

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TOKYO No.1 SOUL SETは12月29日に恒例のLIQUIDROOM ebisuライブ「LIVE＠LIQUIDROOM」を開催。

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「THE BEST OF スチャダラパー 1990～2010」は、1990年5月発売の1stアルバム「スチャダラ大作戦」から今年3月にリリースされた最新アルバム「11」まで、レーベルの垣根を越えて組まれたスチャ初のオールタイムベスト。日本のヒップホップシーンに大きな影響を与えた小沢健二とのコラボナンバー「今夜はブギー・バック」をはじめ、「スチャダランゲージ」「サマージャム'95」といった人気曲、スチャダラパー+木村カエラ名義で発表された「Hey! Hey! Alright」など20年の軌跡を横断する32曲に、「スチャダラパー feat.TOKYO No.1 SOUL SET」として制作された新曲（タイトル未定）を加えた33曲が2枚のディスクに収録される。

そしてTOKYO No.1 SOUL SETのベスト「BEST SET」には90年代ソウルセットの代表曲からtearbridge records移籍以降のナンバーまで、さらにHALCALIとのコラボが話題を集めた「今夜はブギー・バック」のカバーや「TOKYO No.1 SOUL SET feat. スチャダラパー」名義の新曲と、やはり20年間の歩みを一望できる充実した内容のアルバムとなる予定だ。

Little Bird Nation時代から長年にわたり親交を深めてきたスチャとソウルセットだが、お互いのアルバムでコラボ曲を発表するのは今回が初めて。アルバムにはそれぞれ異なるバージョンとなって収録されるので、どちらも楽しみにしておこう。

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