後藤まりこ企画ライブ大団円＆2ndアルバムリリース発表

2013年9月14日 0:08 223 4 音楽ナタリー編集部

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後藤まりこが9月12日に東京・赤坂BLITZでイベント「シブヤコ」を開催した。

後藤まりこ

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SCANDAL

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tricot

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「シブヤコ」は後藤のソロデビュー後初となる自主企画イベントで、当日はSCANDAL、tricot、そして後藤という関西出身の3アーティストが競演した。

オープニングアクトを務めたのはtricot。ここ数日の流行語を意識したか1曲目に「おもてなし」をチョイスした彼らは、勢いそのままに「夢見がちな少女、舞い上がる、空へ」「爆裂パニエさん」というライブの定番曲を連続投下する。変拍子を多用したタイトなアンサンブルにフロアは一気にヒートアップし、「（当日のライブ会場）赤坂BLITZでPVを撮った曲です」とのMCとともにスタートした「99.974℃」ではクラウドサーファーが続出した。

この日の2番手、SCANDALの4人がオープニングSE、The Beatles「Tomorrow Never Knows」とともにステージに姿を現すと、会場からは割れんばかりの大歓声が。HARUNA（Vo, G）がその声を切り裂くように「赤坂！」とシャウトすると同時に4人は「24時間プラスの夜明け前」「LOVE SURVIVE」というハードな2曲を叩き込む。しかし「みんなで最高の夜にしようね！」というMCのあとは一転。「サティスファクション」「DOLL」とキャッチーなナンバーを立て続けに披露した。

SCANDALはデビュー年の2008年、ミドリ主催の対バンツアー「ミドリのクアトロ3本勝負『女子、茫漠の空を見て、困惑、爆発。』」に出演しており、「太陽スキャンダラス」直後のMCでRINAは「あのライブが自分たちのターニングポイントになった」と後藤への感謝の言葉を述べた。そしてHARUNAが「ここにいる全員とまた会いたいです！」と語ると「OVER DRIVE」「下弦の月」「会わないつもりの、元気でね」と今年リリースの新曲を連射。盛り上がる観客を前にダンスチューン「EVERYBODY SAY YEAH!」を繰り出し、ステージをあとにした。

この日のトリを飾ったのは、もちろん後藤まりこ。自身の楽曲「HARDCORE LIFE」をSEに白いドレス姿で登場するや「ドローン」を投下。続けざまに「M＠HφU☆少女。。」「ままく」というアッパーチューンを連投し、フロアのボルテージをこの日のピークへと押し上げる。そして「うーちゃん」では、どこかユーモラスな鍵盤の調べに乗せて12月4日に2ndアルバムをリリースすることと、2014年1月に東京、大阪でワンマンライブを行うことを発表。満員の観客を大いに沸かせた。

中盤、後藤は戦場をステージからフロアに移す。観客に囲まれながら「ゆうびんやさん」を歌うと、仁王立ちでフロアを一望。自身が観客に囲まれて歌っている状況について「どう考えても変やろ」とツッコミを入れ笑いを誘う。その後、最新シングル曲「sound of me」を歌いつつステージに舞い戻ると「M@U」「中学三年生」という2曲の新曲と「あたしの衝動」を熱唱し、ライブ本編の幕を閉じた。

熱烈なアンコールに応えた後藤はギターを片手に1人でステージに登場。「ミドリのときに一番やりたかった『POP』をやります」と同曲を弾き語りで披露し、惜しみない拍手に包まれる中、自身の企画ライブを締めくくった。