ももクロ、富士急ももクノ2連戦に連勝&“高城富士”が大噴火

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ももいろクローバーZが本日7月7日、山梨・富士急ハイランドコニファーフォレストで「独占!ももクノ60分 vol.7」を開催した。

第二部の茶番の最後にナレーション風に語る佐々木彩夏と、高城扮する”富士山”の周囲をまわる百田、玉井、有安。

第二部の茶番の最後にナレーション風に語る佐々木彩夏と、高城扮する”富士山”の周囲をまわる百田、玉井、有安。

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“事務所に推されたまい”による「ピンキージョーンズ」の1シーン。

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「あーりんは反抗期」を二人で歌うことになってしまった百田夏菜子(左)と佐々木彩夏(右)。

「あーりんは反抗期」を二人で歌うことになってしまった百田夏菜子(左)と佐々木彩夏(右)。

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自転車でステージに上がる百田を迎えるメンバー。

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ステージ後方のクラブハウスの窓には富士山が映っている。

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「独占!ももクノ60分」は、ももクロ自らがステージ上で10曲のセットリストを編成し、ときに全員で、ときにはくじ引きにより選ばれた即席ユニットでパフォーマンスを披露するライブシリーズ。1公演60分と制限時間が設定されており、時間内に10曲を歌いきればももクロの勝利、歌い終えられなければ川上アキラマネージャーの勝利、ももクロの敗北となり、ステージは強制終了される。

2月の沖縄公演以来5カ月ぶりとなる今回のももクノも、沖縄同様、2部構成。抜けるような快晴に恵まれたコニファーフォレストでの2回のステージにはいずれも熱狂的なももクロファン、通称“モノノフ”が大挙した。

正午にスタートした第1部にまず登場したのは百田夏菜子、佐々木彩夏、玉井詩織、高城れにの4人。それぞれが「あのチビはどうした?」と有安杏果を探していると、BON JOVI「You Give Love a Bad Name」をBGMにステージ後方から有安が登場する。そして唐突に童謡「たなばたさま」を歌うと「姉さん事件です! 今日は七夕。離ればなれの2人が1年に1度だけ出会うことができるロマンチックな日!」「私はロマンチックを食べて生きるロマンチック怪獣!」と宣言。驚く玉井が「こんなピンチは……」と高城に助けを求めると、なぜか佐々木が「ピンク?」と反応し、5月の埼玉・東武動物公園での「ももクロ子供祭り」で扮したあーりんロボよろしく事態の収拾を図る。

佐々木は「私の彦星様はどこ!?」と連呼する有安に「私たちの彦星様はモノノフのみんななの!」と説明。さらに客席の“彦星様”たちに「早くライブを始めたいから時計を動かせ、チビ!」と呼びかけるように声をかける。その“彦星様”の説得により我に返った有安は、百田、佐々木、玉井、高城の歌う広瀬香美「ロマンスの神様」を背にステージ脇に置かれた、60分間を計測するためのタイマーを起動。改めて「ももクノ」の幕を開けた。

ステージ上ではまずセットリスト決定会議が行われる。スタッフが選んだ曲を即座に歌う“シークレット”ナンバーを1曲、「何人で」「誰が」「どの曲」を歌うのかをくじ引きで決める“5W1H”曲を2曲織り交ぜつつ、モノノフから集めたリクエスト票や客席の声を参考に曲順を決めるのはこれまでの「ももクノ」と同じ。しかし今回は高城がモノノフの1人にジャンケンで負けると会議中だけタイマーを止められる、つまりより長くステージにいられる新ルールが用意されていた。高城は周囲の期待に応えて見事ジャンケンに敗北。5人はタイマーをストップし、ゆうに20分以上をかけてセットリストを作成した。

最初の2曲に選ばれたのは、5月のファンクラブイベントでも披露された「上球物語 -Carpe diem-」と「Chai Maxx」のミックスバージョン「上球Maxx」と、柴咲コウ「Sweet Dream」のカバーバージョン。企画ライブ「ももクノ」ならではの選曲に客席は一気にヒートアップする。3曲目の“シークレット”ナンバー「みてみてこっちっち」と、時間を惜しんだメンバーによる高速自己紹介に続く「Neo STARGATE」では百田、玉井、高城の3人と、佐々木、有安の2人が2台の軽トラックの荷台に分乗。客席後方のステージへと移動し、同曲と「仮想ディストピア」を歌うと、佐々木、玉井、有安、高城は再びトラックで、百田は自転車でメインステージを目指した。

6、7曲目は“5W1H”曲。まずくじで選ばれた玉井と有安が、5月放送の「新堂本兄弟」で5人がmiwaとともに披露したTHE ALFEE「SWEAT & TEARS」のカバーバージョンを歌い上げ、その後、玉井と有安に高城を加えた“事務所に推されたまい”が「ピンキージョーンズ」を熱唱する。その間、百田と佐々木はステージを降り、モノノフたちと一緒に即席ユニットの歌を盛り上げた。

しかしその後のMCで百田は、高城からライブ会場のうしろにそびえる富士山の標高を聞かれると「大丈夫!」と言い張りながら、近くのモノノフにこっそり耳打ちしてもらう。そして胸を張って「3776メートル!」と回答し、結局ステージ上からブーイングを浴びることになった。

「CONTRADICTION」「words of the mind -brandnew journey-」に続くラストナンバー「ニッポン笑顔百景」を歌い終えた瞬間、タイマーが指していた時間は57分38秒。高城のジャンケン敗北が功を奏し、第1部はももクロが余裕の勝利を収めることとなった。

15:00からの第2部は1人ステージに登場した百田の万歳三唱からスタートした。そこに現れた佐々木と有安が百田の言動をいぶかしむと、百田は「おい! ぷにこ(佐々木)に、ちびた(有安)」「あそこにそびえる富士山に謝れ!」と一喝。「だって富士山が世界遺産に選ばれたんですよ。三保の松原とセットで」「君たちはそのことがわかってないみたいだから、今から富士山を呼ぶから」と、ほうきを手にした玉井と、両手を頭上に掲げた高城を招き入れる。

佐々木が「どう見てもしおりんと、れにちゃんじゃん!」とツッコむと、今度は玉井が「このバチ当たりが!」と一喝。噴火をイメージしているのか、頭上の両手を開きながら「ボウッ」と連呼する高城こそが富士山本人なのだという。そして“富士山”が時折「富士山ナメんな」と発すると、玉井はその都度「富士山はちゃんとした装備で登ってください」「富士山の弾丸登山はやめなさい」とその言葉を翻訳した。

佐々木、有安ともに状況を飲み込めていない様子だったが、数度目の「富士山ナメんな」を聞いた有安は「私、わかった気がする」「ゴミは持ち帰れ」と“富士山”の言葉の意味を回答。百田と玉井から正解であることを告げられると、その2人と一緒に「富士山わっしょい」コールをしながら“富士山”の周りをグルグルと回る。それを見た佐々木はなぜか「私にはただの茶番にしか見えませんでした」とナレーション風のトークを始め「でも富士山! これからもずっと一緒だよー!」と本物の富士山に大きな声で語りかけるとタイマーのスイッチを押した。

第1部では高城がジャンケンに負けたらセットリスト完成までタイマーを止めておけたが、第2部では川上マネージャーがルールを変更。タイマーの一時停止時間が最大8分に制限されることに。そんな中、高城がジャンケンで対戦したのは客席最前列・親子席に陣取っていたちびっ子ファン、通称“チビノフ”の1人。「ジャンケン、ポン!」の掛け声と同時に高城がグー、チビノフがチョキを出したかのように見えたが、百田が「それ、パーだよね?」と言い張り、タイマーを止めてセットリストを作り始めた。

佐々木の「七夕らしくいきましょうか」の声から始まったライブの1曲目は「MILKY WAY」。アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」の関連ラジオ番組主題歌のカバーにして“シークレット”ナンバー「最強パレパレード」のあとの「LOST CHILD」と「D'の純情」では第1部同様、5人が軽トラックに分乗し、客席後方のステージで2曲を熱唱した。

「D'の純情」のエンディング間近、高城は1人軽トラックの荷台に乗り込み、メインステージに。到着と同時に、第2部の“5W1H”曲の1曲目となる有安のソロ曲「ありがとうのプレゼント」の高城バージョンを歌い出す。当初はしっとりと歌っていた高城だが、曲が後半にさしかかると「みんなありがとう!」とウソ泣きを始め、織田裕二のモノマネをしながら「地球に生まれてよかったー!」とシャウト。さらに有安が高城の歌に100点を付けたにもかかわらず「『地球』と『気球』って言ってみて?」と有安の滑舌をイジり、「地球」「気球」と繰り返す有安のモノマネを披露した。

2曲目の“5W1H”曲は百田と佐々木による、佐々木のソロ曲「あーりんは反抗期!」。「これ、私が歌う必要なくない?」と歌うことを渋っていた百田だったが、いざイントロが流れ出すと、観客の「百田!」コールに「かなちゃんのこと、百田っていうな!」と切り返す。その後も佐々木とともにラブリーなパフォーマンスを繰り広げ「あやかなこだよぉ」と声を揃えて、この曲を締めくくった。

第2部のラストナンバーは百田のソロ曲「太陽とえくぼ」の、富士急コニファーフォレストバージョン「太陽と富士山とえくぼ」。第2部序盤の“茶番”でセリフを忘れた百田に反省を促すために選ばれた1曲だ。「最後に『(ももクロの)ニッポン万歳!』が歌えるなんて、ね」と、「あーりんは反抗期!」のときと同じく歌うことをどうにか回避しようとする百田だったが、高城から「どの口が言うか!」と叱られると一転。客席に降りた4人と、大勢のモノノフたちが見守る中、しっかりとももクノ2連戦のトリを務め上げた。そしてステージに戻った有安がタイマーに目をやると、そこにはジャスト60分の表示が。5人は再三のルール変更に踊らされながらも、無事2勝目を上げてみせた。

ライブ終了後、静岡県在住の百田は「富士山を見て育ってきたので、富士山の前で歌うのは夢だった」とコメント。最後に5人で「以上、私たち今会えるアイドル、週末ヒロインももいろクローバーZ!」とおなじみのあいさつをして、ステージをあとにした。

ももいろクローバーZ「独占!ももクノ60分 vol.7」セットリスト

第1部

01. 上球Maxx
02. Sweet Dream
03. みてみて☆こっちっち
<MC1:高速自己紹介>
04. Neo STARGATE
05. 仮想ディストピア
06. SWEAT & TEARS / 玉井詩織、有安杏果
<MC2:富士山の標高の話>
07. ピンキージョーンズ / 玉井詩織、有安杏果、高城れに
08. CONTRADICTION
09. words of the mind -brandnew journey-
<MC3:当日の天気の話>
10. ニッポン笑顔百景

第2部

01. MILKY WAY
02. 猛烈宇宙交響曲・第七楽章「無限の愛」
03. 最強パレパレード
<MC1:高速自己紹介>
04. LOST CHILD
05. D'の純情
06. ありがとうのプレゼント / 高城れに
<MC2:有安杏果の滑舌の話>
07. あーりんは反抗期! / 百田夏菜子、佐々木彩夏
08. 天手力男
09. DNA狂詩曲
<MC3:百田夏菜子の誕生祝い>
10. 太陽と富士山とえくぼ / 百田夏菜子

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読者の反応

バンビ™ @janusbambi

@NishimataN やったぁああああああ。
ありがとうございますーーーーー!
こんな日が来るとは…*・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:
ももクノ富士急の白いショートパンツのが良いです。
http://t.co/Q1CSWlPRGO

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