2000年に解散したBLANKEY JET CITYのドキュメンタリー映画「VANISHING POINT」が、2013年1月26日に1日限定で劇場公開される。
解散から12年以上が経った今も根強いファンを持ち、多くのアーティストに影響を与え続けているブランキー。この映画は2000年5~6月に行われたラストツアー「LOVE IS DIE DIE IS A CHANGE」および、同年の7月8、9日に横浜アリーナで開催された解散ライブ「LAST DANCE」の映像や舞台裏の様子で構成されるもの。これまで明かされることのなかったブランキーの姿が映し出されている。メガホンをとるのはブランキーのPVやライブ映像を手がけてきた翁長裕。今年10月末の完成に向けて、現在制作が進められている。
上映館は全国38館を予定。このうち東京・渋谷シネクイントのみ、2週間限定でレイトショー上映が行われる。上映館は映画のオフィシャルサイトで確認を。
また映画公開にあわせて、同作のDVDが1月30日にリリースされる。これに先駆けて、上映館でDVDを受け取れる映画観賞券とDVDがセットになった特別チケットも販売。通常の観賞券とともに、9月20日18:00~10月28日23:59にローソンチケットにて抽選予約受付が行われる。
映画「VANISHING POINT」誕生について 翁長裕コメント
2000年5月、電撃的なニュースが僕の耳にも届いた。
BLANKEY JET CITY 解散の一報である。
ずっと覚悟はしていたつもりだったが、やはり言葉にならない感情に脆くもやられてしまう。
数日後、居ても立っても居られなくなった僕は、バンドのマネージャーに電話を入れた。
「ブランキー最後の姿を、見届けさせて欲しい」と。
長年彼らの作品に関わらせてもらっていた僕には、この3人の男達が音楽を通して交わる様が、面白くて仕方なかった。
仲が良いとか悪いとか、そんな価値観を超越した人間関係に惹かれていた。
最後の横浜アリーナの収録を任された僕ではあったが、やがてラストライブ以外の全てのツアーも記録したくてたまらなくなった。
何故なら、こんなバンドが2度と現れないことを、容易に理解していたから。
残された時間に起こる出来事を、余すところなく残しておくのが僕の役目だと、勝手にそう決めていた。
1台のビデオカメラを手に、僕の私的ドキュメンタリーはこうして始まった。
※記事初出時、ラストツアー「LOVE IS DIE DIE IS A CHANGE」の開催期間に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。
リンク
- BLANKEY JET CITY「VANISHING POINT」
- ローソンチケットのチケット販売サイト「ローチケ.com」(※9/20 18:00より予約受付開始)
※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。
音楽ナタリー @natalie_mu
BLANKEY JET CITYドキュメンタリー映画が来冬公開へ http://t.co/mR41tIjV