レキシ1年ぶりワンマンで「レキシーランド」ライブ初披露

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レキシが約1年ぶりのワンマンライブ「レキシでも金」を、東京と大阪で開催した。両公演ともチケットはソールドアウト。5月2日の東京公演はLIQUIDROOM ebisuにて行われ、超満員のオーディエンスがレキシワールドを存分に堪能した。

息の合ったパフォーマンスを展開するレキシ(写真左)とシャカッチ(写真右)(撮影:橋本塁)。

息の合ったパフォーマンスを展開するレキシ(写真左)とシャカッチ(写真右)(撮影:橋本塁)。

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写真左より足軽先生、MC末裔、MC四天王、レキシ、Deyonna(仮)、シャカッチ(撮影:橋本塁)。

写真左より足軽先生、MC末裔、MC四天王、レキシ、Deyonna(仮)、シャカッチ(撮影:橋本塁)。

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紋付き袴姿で熱唱するレキシ(撮影:橋本塁)。

紋付き袴姿で熱唱するレキシ(撮影:橋本塁)。

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ほら貝の音とともに、紋付き袴姿のレキシこと池田貴史、そしてサポートメンバーの健介さん格さん(G / 奥田健介 from NONA REEVES)、ヒロ出島(B / 山口寛雄)、元気だせ!遣唐使(key, Cho / 渡和久 from 風味堂)、蹴鞠chang(Dr / 玉田豊夢)がステージに現れると、場内からは拍手と笑い声が起こる。そのまま「Goodbyeちょんまげ」を歌い始めた池田は、間奏で満員のフロアを見渡し「リキッドルームってこんなに人が入るんだね!」と大喜びする。そして1曲目からメンバー紹介に入るが、各メンバーのさまざまなジャンルでの活躍に嫉妬するようなトークを語りまくり、この曲だけで15分もかかる事態に。メンバーの演奏からトークの長さを感じ取った池田は「長いよね。長いかどうかはね、蹴鞠changのフィルでわかる(笑)」と話していた。

続く「妹子なぅ」が終わると、池田は「もう最初に言っておく! 今日12~3曲しかやんないから、アンコール込みで。どうせアンコールやるんだから」と発言し、オーディエンスを爆笑させる。そして「そろそろみんなしびれ切らしてると思うから、1人目のゲスト呼びます」と、最初のゲストの謎の忍び・シャカッチを呼び込んだ。2人が歌ったのは「Let's 忍者」。シャカッチは間奏で華麗なギターソロを聴かせ、フロアを盛り上げる。彼への観客の反応に池田は「ゲストが来るととたんに盛り上がる感じだよねー。俺も次からゲストで出るわ」とすねた様子を見せた。

「ペリーダンシング」ではシャカッチのギターと池田のキーボードが見事な掛け合いを披露し、中盤でSUPER BUTTER DOGの「FUNKYウーロン茶」のフレーズを混ぜて会場を沸かせる。大きな拍手に送られてシャカッチが退場すると、池田は「去年初めてワンマンライブをやって、そして1年経ってこんなに大きな会場でまたライブができるなんて、本当に感謝しています」と真面目に挨拶した。しかし直後には「みんな期待し過ぎ、誰も来ないから。俺が歌うから(笑)」とオーディエンスの期待を押さえこんで「ほととぎす」をソロで披露する。池田と遣唐使の美しいハーモニーに、観客はうっとりと聴き惚れていた。

その後池田に呼びこまれた2組目のゲストはMC四天王(BOSE from スチャダラパー)とMC末裔(ANI from スチャダラパー)。まだ一度もライブでやったことがない曲をやる、との宣言にフロアは大いに盛り上がるが、MC末裔は「ライブでやるつもりで作ってないから(笑)。あらゆるレコーディング技術を駆使して作ってるし」、MC四天王は「バンドじゃできないいろいろな要素があるんで」と説明する。池田は「なので今日は初めてパソコンを導入します!(笑)」と語り、ライブ初披露となる「そうだレキシーランド行こう」へ入った。MC四天王が「1曲分くらいのラップを16小節に詰め込んでる(笑)」と語った高速のラップとファンタジックなサウンドに、観客は大興奮。ラストはフロアが一体となってのシンガロングで締めくくられた。

ここで池田は「ずっと男子が続きましたから、ここで女子呼ばないと。実は女子のゲストがいますよ!」と会場を煽るが、登場したのはライブタイトルにちなみ、柔道着に身を包んで金メダルを首から下げた女装のDeyonna(仮)(やついいちろう)。池田は「来るわけないだろ!」とフロアに言い放ち、やついには「ヤワラちゃん改めヤツイちゃん、ずっと林檎ちゃんの代わりやってくれてありがとう(笑)」を礼を述べる。しかしDeyonna(仮)は「なんでスチャダラパーの後でこれなんですか、地獄ですよ! 楽屋にこの衣装だけ用意されて『あと何かお願いします』って!」と自らに課せられた役目を恨みつつ、池田の歌う「きらきら武士」を盛り上げていた。

最後のゲストとして、池田に「この人は俺にとっては先生を通り越して親です」と紹介され、足軽先生(いとうせいこう)が登場する。池田から「お疲れ様です!」と挨拶された足軽先生は「俺疲れてねえよ! 待ってただけだよ、長いよ!」と言い返し、シャカッチも加えて3人で「歴史ブランニューデイ」を歌う。そして本編最後のナンバー「狩りから稲作へ」では、足軽先生のラップパートで「足軽先生のラップじゃ満足できない」とMC四天王が乱入。「いつまでも一線でやられたら困るんですよ(笑)。下が詰まってるんです、これは下剋上ですよ!」と宣戦布告してラップバトルを繰り広げ、フロアから大歓声を浴びる。アウトロでは池田が自由すぎるコール&レスポンスを展開し、オーディエンスの反応に「みんな、困惑したいい顔してるぜ!(笑)」と満足そうな表情を浮かべる。最後は「くらし安心、クラシアン!」「高床式、ねずみ返し、劇団四季、キャッツ!」など、ファンにはおなじみのコールで会場の一体感をピークに高めた。

序盤で宣言したとおり、アンコールでステージに戻った池田は「袖でメンバーみんな一斉にトイレ行ってたわ(笑)」と、この日の長丁場っぷりを振り返る。そしてアンコール1曲目として弾き語りで「歴史と遊ぼう」を歌い、観客も池田と共に合唱を繰り返した。「じゃあ新しい曲やろうかな」と言った池田は、THE BEATLESの「Let it be」に合わせて「レキシー、レキシー♪」と歌ってオーディエンスを笑わせる。「新曲と思わせてパクリ!(笑)」とふざけた後は、弁慶を待つ牛若丸の心境を歌った新曲「LOVE弁慶」を熱唱。アップテンポなロックチューンにあわせ、フロアからは「牛若コール」も沸き起こった。

長時間にわたるライブもいよいよ最後の曲へ。池田が「じゃあ最後の曲行きますか」とゲスト全員をステージに呼び込んで「LOVEレキシ」が始まった。ラストは池田が観客とゲストへの感謝を示すような渾身のキーボードソロを演奏し、13曲で2時間45分のロングステージの幕を下ろした。

「レキシでも金」LIQUIDROOM ebisu 2012年5月2日 セットリスト

01. Goodbyeちょんまげ
02. 妹子なぅ
03. どげんか遷都物語
04. Let's忍者
05. ペリーダンシング
06. ほととぎす
07. そうだレキシーランド行こう
08. きらきら武士
09. 歴史ブランニューデイ
10. 狩りから稲作へ
<アンコール>
11. 歴史と遊ぼう
12. LOVE弁慶
13. LOVEレキシ

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読者の反応

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ナカニィ @nakannie

昨日の横アリ、なんかみたことある流れだなあ、と思ったら、この時の流れとまあまあ同じだったw 横浜アリーナでも変わらずちょけ続ける、レキシのおじちゃん、サイコー!んで、もう1回このライブレポ見て吹き出した。#レキシ https://t.co/9CFfpNiB0w

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