「野外みたい!」ハナレグミ開放感たっぷりNHKホール公演

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ハナレグミのライブツアー「TOUR オアシス」が1月28日よりスタート。この東京公演の初日が、2月9日にNHKホールにて行われた。

朗々とした歌声とフレンドリーなMCで満員の観客を楽しませたハナレグミ。(撮影:仁礼博)

朗々とした歌声とフレンドリーなMCで満員の観客を楽しませたハナレグミ。(撮影:仁礼博)

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巨大なヤシの木のオブジェが「オアシス」の世界を演出。(撮影:仁礼博)

巨大なヤシの木のオブジェが「オアシス」の世界を演出。(撮影:仁礼博)

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今回のツアーは最新アルバム「オアシス」を引っさげ、ホール会場を中心に全国10会場12公演を実施。昨年11月に行われた「live house live」から約2カ月ぶりの東京でのワンマンライブとなったこの日は、約3500人がハナレグミの多幸感たっぷりのパフォーマンスを堪能した。

「live house live」はライブハウスならではアットホームな雰囲気が漂っていたが、今回は打って変わってホールならではの多彩な照明をはじめ、電飾やヤシの木といった舞台装置が「オアシス」の世界を引き立てる。ユニークなセットに囲まれたハナレグミは冒頭で「野外でやってるみたいな気持ちだね。天井がどーんとなくなっていった感じ。今日はこんな感じで汗かいてやっていくんで」と宣言すると、会場を踊らせるファンキーなナンバーから、オーディエンスの涙腺を刺激する優しいバラードまでさまざまな楽曲を熱唱。ときにはコール&レスポンスをしたり、観客の呼びかけに応えたりしながら、オーディエンスとのコミュニケーションを楽しんでいた。

ライブの途中では、ツアーにギタリストとして参加しているおおはた雄一と2人だけでのセッションも展開。ハナレグミの滋味のある柔らかな歌声と、アコースティックギター2本が奏でる豊かなハーモニーを、観客は息を呑みながらじっくりと聴き入り、中にはすすり泣くファンの姿も見られた。

そして終盤に入る頃には、会場の空気はすっかり常夏状態に。ハナレグミは自身も汗をかきつつ「こんなハズじゃないってくらい汗かいてるでしょ?」と笑顔で語り、全身でライブを楽しんでいる様子を伺わせていた。

なお「TOUR オアシス」はこのあと、仙台、広島、福岡、高知、大阪にて行われ、3月3日の沖縄・ミュージックタウン音市場公演をもってファイナルを迎える。

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