ET-KINGが中日ドラゴンズ佐伯選手に贈った応援歌をCD化

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ET-KINGがニューシングル「PRIDE ~君がくれたもの~」を3月2日にリリースすることが決定した。

ET-KINGと佐伯貴弘選手。

ET-KINGと佐伯貴弘選手。

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表題曲は、くじけそうなときでも勇気を振りしぼって、信念を貫き前進する人たちへの熱い応援歌。ET-KINGと以前から親交のある中日ドラゴンズの佐伯貴弘選手が不調だった際に、彼らが贈った楽曲がもとになっている。

イトキン(ET-KING)コメント

この曲は自分の信念を貫き通し、まっすぐ進んでいこうとする仲間への応援歌です。

自分のやるべきことを見定めて進めるときでも、そのときにいくら強い意思をもっていたとしても、目の前の障害に負けそうになったり、自分の弱さに気付き立ち止まってしまったするときがあると思います。そんなときに再び立ち上がるには、本当の勇気がいります。勇気とは前に進もうとする気持ちやと思います。勇気を持ってして挑む戦いは己自信の中にあるんやと思います。そして1人になったとき、自分の中に熱く残り奮い立たせるもの、それこそがプライドやと思います。そのプライドに気付けたときにまた、次にいけるんやと思います。

しかし、人は独りやったらそんな大事なもん見つけられやしません。大切な仲間や家族、愛する人が周りにいるからこそ、その人たちを全力で守ろうとするからこそ、教えてもらえることだと思います。

我々ET-KINGに、このような大切な気持ちを、自分の生き様と背中で見せてくれた男がいます。2010年12月、横浜ベイスターズから中日ドラゴンズへ移籍された佐伯貴弘選手です。佐伯選手との出会いは、2009年12月に佐伯選手がチームメイトの皆さんと一緒に我々のライブを見に来て下さったところから始まりました。初めて会ったときの印象は「こんなバカデカイ人間初めてみた!」というようなものでした。とても力強く優しい目と、力強い握手が印象的でした。同じ関西人ということもあり、すぐ兄貴のような存在になりました。

そして2010年、シーズン開幕という時に佐伯選手からひとつのメールが届きました。「今年は16年ぶりに2軍スタートとなりました。不甲斐ない自分に納得がいかない。かっこええ背中、見せれんですまん。」という内容のものでした。佐伯選手は、チームそしてファンの皆さんを、自分の全てを懸けて守ろうとするデカイ男です。それはプレイや契約のときのエピソードとして沢山残されています。そんな男がピンチの時に「何か俺たちにもできないか!」と思いました。「そうや、歌で応援させてもろたらええんや!」いうて、佐伯さんに贈る曲を作りました。それがこの曲です。送らせてもらった数日後、佐伯選手から電話を頂きました。「泣けるわ……。もう一発やるで!見とってや!」いうて。そして1軍にも復帰されました。

しかし9月、経営陣側から解雇通告を言い渡されました。2軍での試合が、ベイスターズのユニフォームとしては最後の試合となりました。球場には、同時刻に1軍の試合があるのにもかかわらず、大勢のファンの皆さんが見に来られました。相手側の客席からも佐伯選手にエールが送られていたのを映像で見ました。いち野球選手として野球に全てを捧げる男の背中がそこにはありました。

そして11月、「まだまだやるでぇ!就職活動や。俺にはこの曲があるからなぁ!」と40の男がいうてくれはりました。12月、ロッカールームで撮ったまだ背番号の付いていないユニフォーム姿の写真が送られてきました。「来年から中日佐伯や!」ホンマに嬉しかったです。

この曲を、今日を一生懸命生きとる皆さん、我々ET-KINGを支えてくれるファンの皆さん、野球ファンの皆さん、そしてあらためて佐伯選手に届けられることを本当に嬉しく思います。

阪神戦ではあんまり打たんでね。

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ET-KINGが中日ドラゴンズ佐伯選手に贈った応援歌をCD化 http://natalie.mu/music/news/43803

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