「とろ弁天像」奉納会で萌え寺ズッキュンにゃむにゃむ

開山1489年と伝えられる東京都西八王子の“萌え寺”了法寺に、世界初の萌え仏像「とろ弁天像」が登場。昨日11月7日に奉納祭が行われ、のべ300名もの参拝客が“萌え寺”を訪れた。

奉納祭では、中里勝孝住職と檀家総代、そしてテーマソング「寺ズッキュン！愛の了法寺」を歌う歌手兼イラストレーター・とろ美による「とろ弁天像」除幕式をはじめ、住職による祈願会（きがんえ）読経と法話、奉納祈願のお経、そして本堂前をステージにしたとろ美奉納ライブ、とろ弁天像撮影会など、おごそかな式から萌え全開のイベントまで、さまざまな催しが実施された。

奉納ライブでは、とろ弁天に扮したとろ美が小槌をかざし、参拝客へのありがたい「にゃむにゃむ」を披露。人気同人音楽サークルIOSYSのメンバーが手がけたポップかつハイテンションなサウンドで、境内は異様な空気に包まれた。

また、この日はとろ弁天像を制作したフィギュア原型師、宮川武（T's system）も来場。全長42cm、世界初の萌え仏像制作に携わったことへの思いを語った。現在はフィギュア界で活躍している宮川だが、美大生時代に仏教彫刻に精通している講師から学んでいた経験から「今回はフィギュアを制作するというよりも仏像を制作する意気込みで」とろ弁天像の制作に取り組んだのだという。

中里住職は「今回若い方とお話する機会があった際に、お寺はやはり敷居が高いという意見がありました。お寺に興味を持って頂きもっと気軽に足を運んで頂けるようにと、とろ弁天像を奉納させて頂きました。どうぞお気軽にお参りください」とコメント。歌にイラストにと大活躍のとろ美は「お寺は本来皆さんが楽しんで頂くための憩いの場なので、楽しんでもらえるようなキャラクターデザインと歌にしました。ぜひぜひお待ちしております。合言葉は『寺ズッキュン！』」と“萌え寺”への来訪を呼びかけた。

奉納祭テーマソング「寺ズッキュン！愛の了法寺！」 は、了法寺にて6曲入りCDとして販売されているほか、レコチョクにて着うた/着うたフル/着ムービーで配信中。