BURGER NUDS初の主催企画、ART-SCHOOL＆カフカと鳴らした「Pure」な音

11月19日に東京・新代田FEVERでライブイベント「Pure vol.1」が開催された。

「Pure」はBURGER NUDSが主催を務める企画。第1回目の今回はART-SCHOOLとカフカを競演者に迎え、ライブを繰り広げた。

一番手に登場したカフカは「Ice Candy」「マネキン」といったさわやかな楽曲で来場者を歓迎した。MCでカネココウタ（Vo, G）は「BURGER NUDSもART-SCHOOLもずっと大好きで。今日みたいな日が来るとは夢にも思っていませんでした」と2組との競演を果たした喜びを明かしつつ、「今のカフカを全力でやりたいと思います。どうか見ていってください」と力強く宣言。メロディアスなサウンドで彩られたラストナンバー「あいなきせかい」まで、堂々としたパフォーマンスでトップバッターを務めた。

続いてのART-SCHOOLは「シャーロット」「エイジ オブ イノセンス」「foolish」など、戸高賢史（G）曰く「2000年代初頭っぽい」セットリストでライブを展開した。BURGER NUDSとは同世代にあたる彼らは、途中のMCで当時のシーンについて回想し、戸高が「（上の世代のバンドに対して）『別に影響受けてねえよ』みたいな、そういう感じでしたよ」と語るのに対し、木下理樹（Vo, G）は「そう？」とあっさり否定。その後も2人は「経てきてるからね。人間経なきゃダメだ」「闇ばかり経るとこうなるから」など淡々と話し合い、場内に笑いをもたらした。

トリを務めたBURGER NUDSは最新作「Act 2 或いは Act 3」収録曲「Lesson」「Methods Of Dance」をはじめ、「自己暗示の日」「ANALYZE」など新旧織り交ぜたラインナップで進行。「感想文」演奏後は内田武瑠（Dr, Cho）が「ART-SCHOOLと競演するのは2003年以来だよね」と14年ぶりの対バンとなることを語ったり、丸山潤（B, Cho）が「こういう企画をやるのは、BURGER NUDSでは初めてで」と明かしたりと思い思いの話題を展開した。そんな中、門田匡陽（Vo, G）はカフカが結成10周年を迎えることについて「ずっとやってる人が一番えらいからね」と温かくコメントしたり、ART-SCHOOLの木下が「Act 2 或いは Act 3」について雑誌でレビューを書いてくれたことについて触れたりしつつ、今回競演した2組に感謝の言葉をかけた。

浮遊感あふれる「コミュニティー」で本編を締めくくったのち、アンコールでBURGER NUDSは「来年はこのイベント、何回かできたらいいね」と今後の活動についての意気込みを見せた。そして3人はノスタルジックな曲調のミドルナンバー「ミナソコ」を最後に届け、「Pure」第1回の幕を閉じた。

BURGER NUDSは2018年2月25日に東京・UNITで企画「Pure」の第2回を開催。次回はTHE NOVEMBERSを迎えたツーマンライブとなる。