リキッド揺らしたぜんぶ君のせいだ。単独公演「ぜん君。は終わりません!」

1

649

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 190 457
  • 2 シェア

ぜんぶ君のせいだ。が12月30日に東京・LIQUIDROOMにてワンマンライブ「~ぜんぶ僕のせいだ。~」を開催。本公演をもって成海5才がグループを脱退した。

ぜんぶ君のせいだ。ワンマンLIVE「~ぜんぶ僕のせいだ。~」の様子。

ぜんぶ君のせいだ。ワンマンLIVE「~ぜんぶ僕のせいだ。~」の様子。

大きなサイズで見る(全62件)

ぜん君。の1年を締めくくる単独公演は、グループ最大規模の会場で実施。同月に十字、成海の2名が急遽脱退することがアナウンスされファンに動揺が走ったが、この日は如月愛海、一十三四、ましろと、本公演をもって脱退する成海の4人で全編バンドセットの熱狂的なライブを繰り広げた。

ぜんぶ君のせいだ。ワンマンLIVE「~ぜんぶ僕のせいだ。~」の様子。

ぜんぶ君のせいだ。ワンマンLIVE「~ぜんぶ僕のせいだ。~」の様子。[拡大]

フロアが暗転し心音を伝えるBGMが流れると愛海、四、ましろ、5才が「ぜんぶ君のせいだ……」とつぶやきながらステージに登場。心音がゼロになった瞬間、メンバーが絶叫しオープニングナンバーの「無題合唱」から勢いよくライブは幕を開けた。如月は「患い(ぜん君。ファンの総称)の皆! LIQUIDROOMぶち上げていこうぜ!」とファンを煽り、1曲目からフルスロットルのパフォーマンスでフロアの熱気を上昇させていく。歌唱後のMCで彼女たちはライブに賭ける思いを述べる恒例の宣誓を行い、ここから怒涛の勢いで楽曲を次々にドロップしていった。

ぜんぶ君のせいだ。ワンマンLIVE「~ぜんぶ僕のせいだ。~」の様子。

ぜんぶ君のせいだ。ワンマンLIVE「~ぜんぶ僕のせいだ。~」の様子。[拡大]

ぜんぶ君のせいだ。ワンマンLIVE「~ぜんぶ僕のせいだ。~」の様子。

ぜんぶ君のせいだ。ワンマンLIVE「~ぜんぶ僕のせいだ。~」の様子。[拡大]

ライブ序盤から中盤にかけて4人は「やみかわぐんぐんか」「痛カルマバ○ス」「ヤンデレクイエム」「僕喰賜君ノ全ヲ」といった、激しさの中にもポップさやキュートさを感じられるぜん君。らしいナンバーを畳みかけ、患いたちをヒートアップさせる。メンバーの鬼気迫るパフォーマンスと患いたちの熱気でフロアの温度がさらに上がり、ライブは終盤へと突入。そして「WORLD END CRISIS」のイントロが鳴り響くと、舞台袖から◎屋しだれ(ゆくえしれずつれづれ)がゆっくりと現れ、自ら遺書を破り捨てて獣のような荒々しさでサブステージに移動し、患いたちを煽りながら同曲を4人とともに熱唱した。

しだれが退場後、赤いストロボ照明によってさらにテンションを上げた4人は「ShitEndプラシーボ」を投下。間髪入れずにそのまま患いたちと「うぇゆうぇゆうぉっ~ヒネクレノタリ~」のサビを大合唱した彼女たちは、ラストに「ねおねおじぇらすめろかおす」を歌い上げる。曲中にフロアへと降り立った4人は、患いたちに囲まれながら思いを込めて同曲を熱唱した。

ぜんぶ君のせいだ。ワンマンLIVE「~ぜんぶ僕のせいだ。~」の様子。

ぜんぶ君のせいだ。ワンマンLIVE「~ぜんぶ僕のせいだ。~」の様子。[拡大]

アンコールを受けて再び4人が登場すると、このタイミングで5才が心境を語り出す。5才は「今日をもちまして、成海5才はぜんぶ君のせいだ。を脱退します。ありがとう。ぜんぶ君のせいだ。を始めてから1年半以上みんなとずっと一緒に走って来て、すごく楽しくて。つらかったこともあったけど、毎日幸せでした。今まで過ごしてた日々はキラキラしてて、人生で一番変わることができた時間になりました。それが5才の中で宝物です。今日もこのまま全力で終わりたいと思うので、後悔はないです」と涙を堪えながらコメント。ここで愛海より2月15日に3rdシングル(タイトル未定)のリリースが決定したこと、翌2月16日より3カ月にわたる東名阪ツアーをスタートさせることが告げられた。

咎憐无

咎憐无[拡大]

そしてメンバーによるMCの中で四は「今日はどうしても患いさんがいっぱいいる会場を5才に見せたくて、みんなアナタの味方だよってちゃんと知ってほしくて。だから来てくれてありがとうございました」と涙ながらに語る。最後に愛海は「私はずっと成海5才と十字に言いたかったことがある。自分の人生を歩んでいって幸せになってほしい。ぜんぶ君のせいだ。は終わりません! これからも続いていきます!」と述べ、新メンバーの咎憐无(とがれん)を呼び込む。

咎憐无を加えた5人体制で「キミ君シンドロームX」「独唱無題」「オルタナティブメランコリー」「無題合唱」の4曲を歌唱し、次々と泣き崩れていく彼女たち。5才は花道の先端まで移動し深々と頭を下げて、最後は全員で挨拶しアンコールを締めくくる。しかし患いたちの気持ちは収まらず、ここでダブルアンコールが発動。すぐさまステージに戻ってきた5人は再度「ねおねおじぇらすめろかおす」を届け、フロアの熱気を最高潮にして年内最後のワンマンライブを大団円で終えた。

なおぜん君。は1月9日に東京・MARZで新体制で初のワンマンライブを実施。さらに1月14日には東京・shibuya eggmanにて如月愛海の生誕祭が開催される。

この記事の画像(全62件)

ぜんぶ君のせいだ。ワンマンLIVE ~ぜんぶ僕のせいだ。~ 2016年12月30日 LIQUIDROOM セットリスト

01. 無題合唱
02. やみかわぐんぐんか
03. 痛カルマバ◯ス
04. 患いハレルヤ
05. やみかわぐんまーち
06. ヤンデレクイエム
07. 拝啓、おとなグラム
08. Hello Kiss me No say
09. 僕喰賜君ノ全ヲ
10. ぼっちコネクト終
11. ルーザーごすぺる
12. フィリアフィリア
13. WORLD END CRISIS feat.◎屋しだれ
14. ShitEndプラシーボ
15. うぇゆうぇゆうぉっ~ヒネクレノタリ~
16. ねおねおじぇらすめろかおす
<アンコール>
17. キミ君シンドロームX
18. 独唱無題
19. オルタナティブメランコリー
20. 無題合唱
<ダブルアンコール>
21. ねおねおじぇらすめろかおす

緊急ワンマン'17

2017年1月9日(月・祝)東京 MARZ

如月愛海生誕祭

2017年1月14日(土)東京 shibuya eggman

全文を表示

読者の反応

  • 1

音楽ナタリー @natalie_mu

リキッド揺らしたぜんぶ君のせいだ。単独公演「ぜん君。は終わりません!」 https://t.co/k5einIAy9Q https://t.co/5Tfebb4Ymc

コメントを読む(1件)

関連商品

リンク

このページは株式会社ナターシャの音楽ナタリー編集部が作成・配信しています。 ぜんぶ君のせいだ。 / ゆくえしれずつれづれ の最新情報はリンク先をご覧ください。

音楽ナタリーでは国内アーティストを中心とした最新音楽ニュースを毎日配信!メジャーからインディーズまでリリース情報、ライブレポート、番組情報、コラムなど幅広い情報をお届けします。